2021年02月02日
米陸一般 歩兵大隊編制(IBCT 歩兵中隊編)
「陸一般装備でIOTV gen2は訓練用装備にしかならなくて使いにくい・要らない子」と言われているのを見るたびに悲しくなる筆者です。どうでもいいですね。
歩兵大隊解説記事の続きです。おおよそ2008年から2018年くらいまではこの内容の編制だと思います。
前回同様ですが教本上の編制・階級、つまりは「教科書のお手本」なので実際の運用時、派遣先等では違いがあります。
なおABCTやSBCTの歩兵大隊は装備の関係上違った編成となるので、この記事では触れません。
Rifle Company(ライフル中隊)
ライフル中隊にはInfantry、Ranger、Heavy、Strykerの4つのタイプがあり、編制や戦術などで類似点はあるが戦域への移動手段や利用できる装備などが異なっている。Infantryは全天候型・全地形対応のユニットであり、航空機を利用して迅速に展開することができる。
Infantry Rifle CompanyはIBCTの歩兵大隊の中に編制される部隊で各歩兵大隊に3個編制されている。基本的には歩兵大隊のA・B・C中隊はライフル中隊となっている。
1個ライフル中隊は指揮を行うHeadquarters Section(CO HQ、中隊本部セクション)、60mm迫撃砲を運用するMortar Section(迫撃砲(軽)セクション)、Infantry Rifle Platoon(小銃小隊)×3個からなる。
2018年度版マニュアルからはさらにRQ-11 Ravenを運用するRaven Unmanned Aircraft System(UAS) Teamが追加記載されている。さらにはLight Infantry Robotic Companyという構想もあるようで時代の進歩を感じます…。

---CO HQ
中隊司令部。Company Commander(CO CDR/中隊長、O-3/CPT)、Executive Officer(XO/副指揮官、O-2/1LT)、First Sergeant(1SG/先任曹長、E-8/MSG)といった指揮を行う人員の他Supply Sergeant (補給軍曹、E-6/SSG)、Supply Clerk and Assistant(補給担当官補佐、E-4/SPC)、Radio Telephone Operator(RTO/無線手、E-3/PFC)、Senior RTO(上級無線手、E-5/SGT)、Communications Noncommissioned Officer(通信担当下士官、E-5/SGT)、Company Senior Medic(中隊衛生兵、E-5/SGT)などの人員が配置され、HMMVWとMTVRを1台ずつ使用する。以前はCBRN NCO(CBRN担当下士官)やArmorer(火器担当官)といった人員も配置されていた。
空軍のTactical Air Control Party(TACP)、野砲大隊からのFire Support Team(FiST)などの支援要員もここに配置される。
-----FiST
大隊のFire Cellと連携し中隊に対して野砲大隊の榴弾砲・MLRSや大隊・中隊の各迫撃砲、艦船の艦砲・ミサイル、陸軍航空戦力と空軍による近接航空支援(CAS)など利用できるすべての火力支援を計画・調整するためのチーム。CO HQに組み込まれており地上指揮官である中隊長に対して火力支援に関しての注意点など提言し、中隊が適切に火力支援を受けれるようにする役割を担っている。
決定・調整された計画に基づく火力支援の攻撃誘導や標的の正確な位置捕捉等はチームが有するFO、または随伴するTACPなどのJoint Terminal Attack Controller(JTAC)資格を持ったものが行う。なおForward Air Controller (Airborne)(FAC(A))やJTACなどの人員がいない場合、FOがType2および3のTerminal Attack Control*を臨時に行うことができるが、付随する被害が発生する可能性に注意が必要である。
チームリーダー兼中隊長への火力支援アドバイザーであるFire Support Officer(FSO、O-2/1LT)、Fire Support Sergeant(E-6/SSG)、Fire Support Specialist(E-4/SPC)、FiST RTO(E-3/PFC)、各ライフル小隊に随伴する2名1班のFOチームとしてForward Observer(FO/前線観測員、E-5/SGT)3名、FO RTO(E-3/PFC)3名、FiST本部用のHMMVWが1台で構成される。なおSBCTに配置されるFOはRTO無しで行動する。
---Mortar Section
中隊長指揮下の迫撃砲(軽)セクション。2個分隊からなり1個分隊はSection LeaderまたはSquad Leader(支隊長・分隊長、E-5/SGT)、Gunner(射手、E-4/SPC)、Ammo Bearer(弾薬運搬手、E-3/PFC)の3名で構成され、M224またはM224A1 60mm軽迫撃砲1門、M32 LHMBC(弾道コンピューター)を運用する。
射手は迫撃砲を運搬するためM9のみで武装することになっているが、実際はM224を背負ってM4を使っていたり逆に砲を抱えてバックパックにM4を入れていたりとM4で武装していることもよくある。
--------------------------------------------------------------------------------------
Infantry Rifle Platoon
中隊の主戦力であり、機動部隊の基盤となるライフル小隊。Platoon HQ(小隊本部)、Rifle Squad(ライフル小隊)×3個、Wepon Squad(武器分隊)1個で編成される。

---Platoon HQ
ライフル小隊を率いるPlatoon Leader(PL/小隊長、O-1/2LT)、小隊長を補佐するPlatoon Sergeant(PSG/小隊軍曹、E-7/SFC)、上級部隊(主に中隊)との通信を担うPlatoon RTO(小隊無線手、E-3/PFC)の3名が基本構成であり、さらに大隊本部からの小隊衛生兵と中隊FiSTからFOチームが加わる。
・年代や部隊によって変わるがPL・PSGはPRC-148/152/154といった小型無線機、Plt RTO/FO/FO RTOは小型無線機やPRC-117/119/150/155といったマンパックラジオを携行する。PL・PSG・RTO・FOは場合によっては無線機を2台持ちをしていることもある。
・PL・PSGのような隊長格は双眼鏡やGPS機器、サーマルパネルや部隊管理用の資料など携行する物品が増えるためユーティリティポーチなどをつけている。
・RTOは多くの場合マンパックラジオを背負っており、通信関係の装置や資料などが必要となるため関連するポーチをつけていることがある。
・衛生兵はメディックバックパックを背負っており、治療に関係する物品を目立つ位置に携行していることが多い。拳銃で武装するとはなっているが実際はM4/M16で武装していることがよく見られる。
・FOチームはマンパックラジオを携行していることがよく見られるほか、任務特性上IZLIDなどを携行していたり銃にPSQ-23をつけていることがあるなどの特徴がある。また14年以降の101空挺ではメットパッチが変更された関係で発見しやすくなっている。
---Rifle Squad
ライフル分隊を率いるSquad Leader(SL/分隊長、E-6/SSG)とFire Team Leader(FTL/班長、E-5/SGT)、Rifleman(RFLM/小銃手、E-3/PFC)、Grenadier(GREN/擲弾手、E-4/SPC)、Automatic Rifleman(AR/自動小銃手、E-4/SPC)の4名からなるFire Team×2班の計9名で編制される。
SLは2名のFTLを通じて部隊をコントロールする。SL・FTL間は小型無線機で、FTLから各メンバーは口頭または特小無線機などでやり取りを行う。
分隊にはM72 LAW/M136(AT4)シリーズ/M141 BDMsといったShoulder-Launched Munitions(SLM)が2発割り当てられ、基本的にRFLMが運用する。
PL/SLは分隊のうち少なくとも片方のFire TeamにCombat Lifesaver(CLS)と呼ばれる高度な応急処置を行なえるよう訓練された非医療兵士を配置するようにする。CLSの目的は医療技術を持った人員(衛生兵等)が来るまで負傷兵の状態悪化を遅らせることであり、CLSにはCLSエイドバッグが割り当てられる。CLSは分隊に配備されたCLSバッグと担架が適切に使用できる状態に管理する必要がある。Skedcoの担架バッグとか背負っている兵士が恐らくCLSでしょうか。
分隊員のうち射撃能力・成熟度・経験・判断力に優れた1名が訓練を受けSquad Designated Marksman(SDM/分隊選抜射手)となる。SDMは分隊狙撃手ではなく、近~中距離において交戦したときに絞られた標的(人員、無線機、トーチカの穴等)など”点”を攻撃するための人員である。SDMにはM14や高倍率の光学機器を載せたM16/M4などの武器が割り当てられる。SDMはRFLMがSLM背負った状態で就くこともあればGRENがM320を携行しつつM14を持っていたり、SL・FTLが指揮を兼務しつつ務めていることもある。
・SL、FTLはPRC-148/152/154といった無線機を携行し、154が配備された以降は148/152との2台持ちがよく見られる。SLは地図や電子機器、サーマルパネルや部隊管理資料等の収納用にユーティリティポーチを付けていることが多い。
・GRENはM4に加えてM203/M320などの40mmランチャーを運用する。使用する武器の特性上、経験を積んだ階級の高い兵士が務めることが多い。
・ARはM249を運用し、チームと他の分隊員の機動のための面制圧射撃を提供する。通常ARはチーム内で最上級の兵士が務める。銃が重いからか実際は若いPVTなどが務めることもしばしば見受けられる。
・RFLMはすべての歩兵の基準となる存在。衛生・担架運搬、爆破・鉄条網/地雷原突破チームなどに加わることがある。
---Weapons Squad
武器分隊は小隊の機動のための火力投射を目的とし、1100mまでの中距離へM240・Mk48などの機関銃を用いた面制圧火力を提供するMedium Machine Gun(MMG) Teamとジャベリンミサイル・M3 MAAWSを使用し2000m以内の敵装甲車両等強固な対象へ強力な火力を投射するClose Combat Missile(CCM) Teamの2種類のチームを有する。各チームは別々にライフル分隊にアタッチされて行動することもあるほか、対車両戦闘の危険が小さいなどの状況に合わせ3番目のMMGチームを作るなどCCMチームの人員をMMGチームに組み込む運用もある。
分隊を率いるSL(E-6/SSG)とGunner(機関銃手、E-4/SPC)、Assistant Gunner(AG/補助機関銃手、E-3/PFC)のMMG Team×2班とGunner(ATM射手、E-4/SPC)、Ammo Handler(弾薬運搬手、E-3/PFC)のCCM Team×2班の計9名で編制される。
・この分隊のSLは通常小隊内の上級分隊長となり、小隊軍曹に次ぐ立場にある。装備はライフル分隊SLと似たようなもの。
・MGガナーはM240またはMk48を運用する。ライフル分隊にアタッチされた場合は適切に火力を提供できるようSLに助言できる。
・AGはガナーの補助として弾薬・三脚・予備バレル等を運搬し、残弾管理・標的とガナー周辺の注視・着弾点修正指示などを行い、ガナーが行動不能になった場合即座に交代して射手につく役割をもつ。標的との距離を測るためM4にPSQ-23を取り付けていることがある。
・ATMガナーはFGM-148 Javelin MissileとM3 Multi-role Anti-armor Anti-tank Weapon System (MAAWS)いずれかを運用する。
・AHはMG/ATMガナーの補助として弾薬・三脚運搬、ガナー周辺の安全管理などを行う。
--------------------------------------------------------------------------------------
隊列

引用元 ATP 3-21.8 INFANTRY PLATOON & SQUAD (APRIL 2016)
部隊には様々な隊列がありますが、どの隊列もこの図のようにある程度決まった配置についているため写真によっては兵士の役割を予想することが可能です。
--------------------------------------------------------------------------------------
武器について
自分が陸一般装備をやり始めて間もない頃に気になったことが拳銃や携行弾数についてなのでついでにメモしておきます。
拳銃(M9/M17)
恐らくなんだかんだで持ちたくなる・気になる武器。
基本は将校・下士官・2名以上での運用を前提にしている武器を取り扱う者(迫撃砲・MMGなど)・車両搭乗員・憲兵・工兵など後方勤務がメインとなる兵種・狙撃手や特殊部隊員など特殊任務に就く者となっています。その他の関しては状況に合わせ上官からの指示・許可があった場合という感じでしょう。
また必ず携行しなくてはいけないわけではないため、携行していないこともあります。以下に考えられる理由を一部列挙していきますが
・拳銃とはいえ本体・予備弾薬その他周辺構成を含めるとそれなりの重さになるため、これを嫌って持たない。(軍に兵士の可搬重量の目安がある)
・下士官とはなっているがPL・SLなど部隊指揮する立場にあるものは上で解説した通り携行する物品が多くなるため、持つ余裕・必要性がない
・ハンヴィーなどの車両に頻繁に乗り降りする際引っかかるなど邪魔になる。
などの理由が考えられます。部隊を絞って見てみると拳銃を携行している兵士はそう多くはありません。
とはいえサバゲではあると便利なのは間違いないのでそういった場では気にせず持っておいた方がいいですね。
ただしミルシムやシチュエーションイベントなど実際の規定に従って装備を着ておいたほうが良い場などでは、役職に合わせて外しておく、または携行する理由を説明できるようしておく等しておくのが無難でしょう。下士官クラス以上だとたいてい部隊指揮することになりますが…。
40mmランチャー(M203/M320)
基本的にGRENが運用する40mmランチャーですが、部隊長が必要と判断した場合SLやAG・AHなどM4で武装している兵士が追加で装備することがあります。
判断する理由として考えられるのは
・SLM/ATMより弾数が持てるため、人員などのソフトターゲットに対しては手軽に使える範囲攻撃武器となる。
・MMG/ATMの各射程を考えた場合、より近距離(およそ350m以内)の標的に対して即応性の高い高火力火器となる。
・昼間での戦闘においては煙幕弾、夜間においては照明弾を用いたターゲット指示に使用できる。
などでしょうか。
携行弾数
教本や実際の部隊の資料などから大体の携行弾数を出しています。最低携行弾数のようなものですが、状況に合わせて増減します。
M9/M17 45発 (15rd弾倉 装填1本+予備2本)
M4/M16 210発 (30rd弾倉 装填1本+予備6本) PL・SLはトレーサー42発
M203/M320 8~21発 (HE/HEDP8~17発、照明弾2~4発、煙幕弾1~2発の組み合わせだが12発携行が一般的。煙幕弾は持っていないことも)
21発携行の内訳にはHEDP12発、照明弾4発、shot(バックショット?)3発、TP(訓練弾?)2発などもある
M249 625発(4:1トレーサーMIX 200rd+100rdの組み合わせ) 実際は装填200rd弾倉1本+予備200rd2本+予備100rd2本の800発が一般的。
M240/Mk48(MMG) 800発(4:1トレーサーMIX 100rdベルトまたは50rd弾倉組み合わせ) MGガナー300発、AGまたはAH400発、SL100発のように分担して携行。
M14(7.62mm使用武器) 140発(20rd弾倉 装填1本+予備本) M110では10rd弾倉や25rdのP-MAGが使用されている。
手榴弾 携行する場合は1名あたり2個。小隊で24個のようですが…これに関してはよくわかりません。
以上の内容を踏まえて実際に写真を見ていきます。なおすべて101空挺の写真ですがご了承ください…。

2018.06.08(?) U.S.A B Co, 1-506th IN, 1BCT, 101ABN DIV (photo : B Co, 1-506 IN)
18年6月に行われたCO LFX(中隊演習)より。
手前の兵士は砲兵のパッチがついているためFOだとすぐわかります。奥の兵士がPRC-155を背負っているのでPlt RTO、中央の兵士は階級が1LTでFOとRTOが近くにいるためPLだと考えられます。

2012.11.01 COP Herrera, Paktia province, Afghanistan. 1st Plt, A Co, 1-187th IN, 3BCT, 101ABN DIV (photo : DVIDS)
後列左から AR(?、M249)、RFLM(PFC、M4)、GREN(PVT、M4/M320)、GREN(SPC、M4/M320)、AR(PFC、M249)、RFLM(PFC、M4)
前列左から FTL(CPL、M4/M203)、SL(?、M14EBR)、FTL(SGT、M4/M203)
でしょうか。全員リグを着用しているのが面白い点です。
RFLMらしき2名はTAPに予備弾倉8本とキャンティーン、IFAK、左の方の兵士はさらにツールポーチと耳栓ケースを付けています。RFLMは基本的にこのようにあまり色々とポーチを付けることはしません。
ARの2名はポーチの感じから800発携行でしょうか。右の方の兵士は色から察するに胸の片方はIFAK、その下にキャンティーンを持ってきています。
GRENはM320をスタンドアローン運用、見えませんが少なくともM4予備弾倉6本と40mm8発を携行しています。
FTLらしき2名は階級と無線機から、残る1名は無線機、胸のE&Eポーチと消去法からSLと判断しています。


2011.04.24 Siah Choy subdistrict, Zhari district, Kandahar province, Afghanistan. B Co, 2-502nd IN, 2BCT, 101ABN DIV (photo : DVIDS)
どちらの写真も右側にいる2名がMMGチーム。
AGまたはAHである兵士がM320を運用しつつ3Cカラーのバッグに弾薬と予備バレルバッグ、三脚をくくりつけて運んでいます。ガナー自身もバックパックにいくらかの弾薬を携行しているものと思われます。
MGガナーが背中に40mmグレネード用ポーチを付けていますが、MMGチームは2マンセルで動くためAG/AHの予備弾薬を負担していると考えられます。

2013.01.12 Nadir Shah Kot District, Khowst province, Afghanistan. 2nd Plt, 1-33rd CAV, 3BCT, 101ABN DIV (photo : DIVIDS)
手前にいる兵士は1LTなのでXOかPLだと考えられます。
左奥に立っている兵士は無線機の2個持ちで指揮官の付近にいるということでRTOに見えますが、銃にPSQ-23がついているためFOでしょう。
(写真のキャプションで答え合わせをしたところPLとFOでした。)
このように実際の写真を見るときにただ”使用例”を見るのではなく、その兵士の役割を想像し「なぜこのポーチ・物が必要なのか?」ということを考えることで、自分が装備を組むときのイメージ作りに繋がっていくと思っていますのでぜひやってみてください。
*Terminal Attack Control
直訳は末端攻撃管制か?。CASを行う航空機との手順や攻撃管制などのやり取りの事。Type1からType3まであり、大雑把な解釈をすれば以下のようになる。
Type1=保護対象(友軍・民間人・建造物など)がかなり近いなど最も精密な攻撃が必要な状況。管制官は攻撃機と標的の目視が必須であり、攻撃(進入)ごとに攻撃許可が必要。
Type2=標的と保護対象との距離がある程度近い、夜間・悪天候など攻撃機の目視ができない状況。管制官は攻撃機の目視は必須ではなく、標的は目視または別手段による観測が必要。攻撃ごとの攻撃許可が必要。
Type3=Type2と似た状況だが一度の攻撃許可で一定の制限下において複数回の攻撃が可能。標的の目視または別手段による観測が必要。
CCT、JTAC資格を持っている者などが攻撃許可を出せるほか、Joint Fire Observer(JFO)の訓練を受けたFOもType2までの攻撃許可を出せる。
詳しくは色々書いている方がいますのでそちらへ。
参考文献
・ATP 3-21.8 INFANTRY PLATOON & SQUAD (APRIL 2016)
・ATP 3-21.10 Infantry Rifle Company (MAY 2018)
・ATP 3-21.20 INFANTRY BATTALION (DECEMBER 2017)
・ATTP 3-21.90(FM7-20)/MCWP 3-15.2 Tactical Employment of Mortars (April 2011)
・FM 3-21.8 The Infantry Rifle Platoon and Squad (MARCH 2007)
・FM 3-21.10 The Infantry Rifle Company (JULY 2006)
・JP 3-09.03 Close Air Support (November 2014)
・U.S. Army Rifle Company, IBCT (Current) --- battleorder.org (2021年1月最終閲覧)
歩兵大隊解説記事の続きです。おおよそ2008年から2018年くらいまではこの内容の編制だと思います。
前回同様ですが教本上の編制・階級、つまりは「教科書のお手本」なので実際の運用時、派遣先等では違いがあります。
なおABCTやSBCTの歩兵大隊は装備の関係上違った編成となるので、この記事では触れません。
Rifle Company(ライフル中隊)
ライフル中隊にはInfantry、Ranger、Heavy、Strykerの4つのタイプがあり、編制や戦術などで類似点はあるが戦域への移動手段や利用できる装備などが異なっている。Infantryは全天候型・全地形対応のユニットであり、航空機を利用して迅速に展開することができる。
Infantry Rifle CompanyはIBCTの歩兵大隊の中に編制される部隊で各歩兵大隊に3個編制されている。基本的には歩兵大隊のA・B・C中隊はライフル中隊となっている。
1個ライフル中隊は指揮を行うHeadquarters Section(CO HQ、中隊本部セクション)、60mm迫撃砲を運用するMortar Section(迫撃砲(軽)セクション)、Infantry Rifle Platoon(小銃小隊)×3個からなる。
2018年度版マニュアルからはさらにRQ-11 Ravenを運用するRaven Unmanned Aircraft System(UAS) Teamが追加記載されている。さらにはLight Infantry Robotic Companyという構想もあるようで時代の進歩を感じます…。

---CO HQ
中隊司令部。Company Commander(CO CDR/中隊長、O-3/CPT)、Executive Officer(XO/副指揮官、O-2/1LT)、First Sergeant(1SG/先任曹長、E-8/MSG)といった指揮を行う人員の他Supply Sergeant (補給軍曹、E-6/SSG)、Supply Clerk and Assistant(補給担当官補佐、E-4/SPC)、Radio Telephone Operator(RTO/無線手、E-3/PFC)、Senior RTO(上級無線手、E-5/SGT)、Communications Noncommissioned Officer(通信担当下士官、E-5/SGT)、Company Senior Medic(中隊衛生兵、E-5/SGT)などの人員が配置され、HMMVWとMTVRを1台ずつ使用する。以前はCBRN NCO(CBRN担当下士官)やArmorer(火器担当官)といった人員も配置されていた。
空軍のTactical Air Control Party(TACP)、野砲大隊からのFire Support Team(FiST)などの支援要員もここに配置される。
-----FiST
大隊のFire Cellと連携し中隊に対して野砲大隊の榴弾砲・MLRSや大隊・中隊の各迫撃砲、艦船の艦砲・ミサイル、陸軍航空戦力と空軍による近接航空支援(CAS)など利用できるすべての火力支援を計画・調整するためのチーム。CO HQに組み込まれており地上指揮官である中隊長に対して火力支援に関しての注意点など提言し、中隊が適切に火力支援を受けれるようにする役割を担っている。
決定・調整された計画に基づく火力支援の攻撃誘導や標的の正確な位置捕捉等はチームが有するFO、または随伴するTACPなどのJoint Terminal Attack Controller(JTAC)資格を持ったものが行う。なおForward Air Controller (Airborne)(FAC(A))やJTACなどの人員がいない場合、FOがType2および3のTerminal Attack Control*を臨時に行うことができるが、付随する被害が発生する可能性に注意が必要である。
チームリーダー兼中隊長への火力支援アドバイザーであるFire Support Officer(FSO、O-2/1LT)、Fire Support Sergeant(E-6/SSG)、Fire Support Specialist(E-4/SPC)、FiST RTO(E-3/PFC)、各ライフル小隊に随伴する2名1班のFOチームとしてForward Observer(FO/前線観測員、E-5/SGT)3名、FO RTO(E-3/PFC)3名、FiST本部用のHMMVWが1台で構成される。なおSBCTに配置されるFOはRTO無しで行動する。
---Mortar Section
中隊長指揮下の迫撃砲(軽)セクション。2個分隊からなり1個分隊はSection LeaderまたはSquad Leader(支隊長・分隊長、E-5/SGT)、Gunner(射手、E-4/SPC)、Ammo Bearer(弾薬運搬手、E-3/PFC)の3名で構成され、M224またはM224A1 60mm軽迫撃砲1門、M32 LHMBC(弾道コンピューター)を運用する。
射手は迫撃砲を運搬するためM9のみで武装することになっているが、実際はM224を背負ってM4を使っていたり逆に砲を抱えてバックパックにM4を入れていたりとM4で武装していることもよくある。
--------------------------------------------------------------------------------------
Infantry Rifle Platoon
中隊の主戦力であり、機動部隊の基盤となるライフル小隊。Platoon HQ(小隊本部)、Rifle Squad(ライフル小隊)×3個、Wepon Squad(武器分隊)1個で編成される。

---Platoon HQ
ライフル小隊を率いるPlatoon Leader(PL/小隊長、O-1/2LT)、小隊長を補佐するPlatoon Sergeant(PSG/小隊軍曹、E-7/SFC)、上級部隊(主に中隊)との通信を担うPlatoon RTO(小隊無線手、E-3/PFC)の3名が基本構成であり、さらに大隊本部からの小隊衛生兵と中隊FiSTからFOチームが加わる。
・年代や部隊によって変わるがPL・PSGはPRC-148/152/154といった小型無線機、Plt RTO/FO/FO RTOは小型無線機やPRC-117/119/150/155といったマンパックラジオを携行する。PL・PSG・RTO・FOは場合によっては無線機を2台持ちをしていることもある。
・PL・PSGのような隊長格は双眼鏡やGPS機器、サーマルパネルや部隊管理用の資料など携行する物品が増えるためユーティリティポーチなどをつけている。
・RTOは多くの場合マンパックラジオを背負っており、通信関係の装置や資料などが必要となるため関連するポーチをつけていることがある。
・衛生兵はメディックバックパックを背負っており、治療に関係する物品を目立つ位置に携行していることが多い。拳銃で武装するとはなっているが実際はM4/M16で武装していることがよく見られる。
・FOチームはマンパックラジオを携行していることがよく見られるほか、任務特性上IZLIDなどを携行していたり銃にPSQ-23をつけていることがあるなどの特徴がある。また14年以降の101空挺ではメットパッチが変更された関係で発見しやすくなっている。
---Rifle Squad
ライフル分隊を率いるSquad Leader(SL/分隊長、E-6/SSG)とFire Team Leader(FTL/班長、E-5/SGT)、Rifleman(RFLM/小銃手、E-3/PFC)、Grenadier(GREN/擲弾手、E-4/SPC)、Automatic Rifleman(AR/自動小銃手、E-4/SPC)の4名からなるFire Team×2班の計9名で編制される。
SLは2名のFTLを通じて部隊をコントロールする。SL・FTL間は小型無線機で、FTLから各メンバーは口頭または特小無線機などでやり取りを行う。
分隊にはM72 LAW/M136(AT4)シリーズ/M141 BDMsといったShoulder-Launched Munitions(SLM)が2発割り当てられ、基本的にRFLMが運用する。
PL/SLは分隊のうち少なくとも片方のFire TeamにCombat Lifesaver(CLS)と呼ばれる高度な応急処置を行なえるよう訓練された非医療兵士を配置するようにする。CLSの目的は医療技術を持った人員(衛生兵等)が来るまで負傷兵の状態悪化を遅らせることであり、CLSにはCLSエイドバッグが割り当てられる。CLSは分隊に配備されたCLSバッグと担架が適切に使用できる状態に管理する必要がある。Skedcoの担架バッグとか背負っている兵士が恐らくCLSでしょうか。
分隊員のうち射撃能力・成熟度・経験・判断力に優れた1名が訓練を受けSquad Designated Marksman(SDM/分隊選抜射手)となる。SDMは分隊狙撃手ではなく、近~中距離において交戦したときに絞られた標的(人員、無線機、トーチカの穴等)など”点”を攻撃するための人員である。SDMにはM14や高倍率の光学機器を載せたM16/M4などの武器が割り当てられる。SDMはRFLMがSLM背負った状態で就くこともあればGRENがM320を携行しつつM14を持っていたり、SL・FTLが指揮を兼務しつつ務めていることもある。
・SL、FTLはPRC-148/152/154といった無線機を携行し、154が配備された以降は148/152との2台持ちがよく見られる。SLは地図や電子機器、サーマルパネルや部隊管理資料等の収納用にユーティリティポーチを付けていることが多い。
・GRENはM4に加えてM203/M320などの40mmランチャーを運用する。使用する武器の特性上、経験を積んだ階級の高い兵士が務めることが多い。
・ARはM249を運用し、チームと他の分隊員の機動のための面制圧射撃を提供する。通常ARはチーム内で最上級の兵士が務める。銃が重いからか実際は若いPVTなどが務めることもしばしば見受けられる。
・RFLMはすべての歩兵の基準となる存在。衛生・担架運搬、爆破・鉄条網/地雷原突破チームなどに加わることがある。
---Weapons Squad
武器分隊は小隊の機動のための火力投射を目的とし、1100mまでの中距離へM240・Mk48などの機関銃を用いた面制圧火力を提供するMedium Machine Gun(MMG) Teamとジャベリンミサイル・M3 MAAWSを使用し2000m以内の敵装甲車両等強固な対象へ強力な火力を投射するClose Combat Missile(CCM) Teamの2種類のチームを有する。各チームは別々にライフル分隊にアタッチされて行動することもあるほか、対車両戦闘の危険が小さいなどの状況に合わせ3番目のMMGチームを作るなどCCMチームの人員をMMGチームに組み込む運用もある。
分隊を率いるSL(E-6/SSG)とGunner(機関銃手、E-4/SPC)、Assistant Gunner(AG/補助機関銃手、E-3/PFC)のMMG Team×2班とGunner(ATM射手、E-4/SPC)、Ammo Handler(弾薬運搬手、E-3/PFC)のCCM Team×2班の計9名で編制される。
・この分隊のSLは通常小隊内の上級分隊長となり、小隊軍曹に次ぐ立場にある。装備はライフル分隊SLと似たようなもの。
・MGガナーはM240またはMk48を運用する。ライフル分隊にアタッチされた場合は適切に火力を提供できるようSLに助言できる。
・AGはガナーの補助として弾薬・三脚・予備バレル等を運搬し、残弾管理・標的とガナー周辺の注視・着弾点修正指示などを行い、ガナーが行動不能になった場合即座に交代して射手につく役割をもつ。標的との距離を測るためM4にPSQ-23を取り付けていることがある。
・ATMガナーはFGM-148 Javelin MissileとM3 Multi-role Anti-armor Anti-tank Weapon System (MAAWS)いずれかを運用する。
・AHはMG/ATMガナーの補助として弾薬・三脚運搬、ガナー周辺の安全管理などを行う。
--------------------------------------------------------------------------------------
隊列

引用元 ATP 3-21.8 INFANTRY PLATOON & SQUAD (APRIL 2016)
部隊には様々な隊列がありますが、どの隊列もこの図のようにある程度決まった配置についているため写真によっては兵士の役割を予想することが可能です。
--------------------------------------------------------------------------------------
武器について
自分が陸一般装備をやり始めて間もない頃に気になったことが拳銃や携行弾数についてなのでついでにメモしておきます。
拳銃(M9/M17)
恐らくなんだかんだで持ちたくなる・気になる武器。
基本は将校・下士官・2名以上での運用を前提にしている武器を取り扱う者(迫撃砲・MMGなど)・車両搭乗員・憲兵・工兵など後方勤務がメインとなる兵種・狙撃手や特殊部隊員など特殊任務に就く者となっています。その他の関しては状況に合わせ上官からの指示・許可があった場合という感じでしょう。
また必ず携行しなくてはいけないわけではないため、携行していないこともあります。以下に考えられる理由を一部列挙していきますが
・拳銃とはいえ本体・予備弾薬その他周辺構成を含めるとそれなりの重さになるため、これを嫌って持たない。(軍に兵士の可搬重量の目安がある)
・下士官とはなっているがPL・SLなど部隊指揮する立場にあるものは上で解説した通り携行する物品が多くなるため、持つ余裕・必要性がない
・ハンヴィーなどの車両に頻繁に乗り降りする際引っかかるなど邪魔になる。
などの理由が考えられます。部隊を絞って見てみると拳銃を携行している兵士はそう多くはありません。
とはいえサバゲではあると便利なのは間違いないのでそういった場では気にせず持っておいた方がいいですね。
ただしミルシムやシチュエーションイベントなど実際の規定に従って装備を着ておいたほうが良い場などでは、役職に合わせて外しておく、または携行する理由を説明できるようしておく等しておくのが無難でしょう。下士官クラス以上だとたいてい部隊指揮することになりますが…。
40mmランチャー(M203/M320)
基本的にGRENが運用する40mmランチャーですが、部隊長が必要と判断した場合SLやAG・AHなどM4で武装している兵士が追加で装備することがあります。
判断する理由として考えられるのは
・SLM/ATMより弾数が持てるため、人員などのソフトターゲットに対しては手軽に使える範囲攻撃武器となる。
・MMG/ATMの各射程を考えた場合、より近距離(およそ350m以内)の標的に対して即応性の高い高火力火器となる。
・昼間での戦闘においては煙幕弾、夜間においては照明弾を用いたターゲット指示に使用できる。
などでしょうか。
携行弾数
教本や実際の部隊の資料などから大体の携行弾数を出しています。最低携行弾数のようなものですが、状況に合わせて増減します。
M9/M17 45発 (15rd弾倉 装填1本+予備2本)
M4/M16 210発 (30rd弾倉 装填1本+予備6本) PL・SLはトレーサー42発
M203/M320 8~21発 (HE/HEDP8~17発、照明弾2~4発、煙幕弾1~2発の組み合わせだが12発携行が一般的。煙幕弾は持っていないことも)
21発携行の内訳にはHEDP12発、照明弾4発、shot(バックショット?)3発、TP(訓練弾?)2発などもある
M249 625発(4:1トレーサーMIX 200rd+100rdの組み合わせ) 実際は装填200rd弾倉1本+予備200rd2本+予備100rd2本の800発が一般的。
M240/Mk48(MMG) 800発(4:1トレーサーMIX 100rdベルトまたは50rd弾倉組み合わせ) MGガナー300発、AGまたはAH400発、SL100発のように分担して携行。
M14(7.62mm使用武器) 140発(20rd弾倉 装填1本+予備本) M110では10rd弾倉や25rdのP-MAGが使用されている。
手榴弾 携行する場合は1名あたり2個。小隊で24個のようですが…これに関してはよくわかりません。
以上の内容を踏まえて実際に写真を見ていきます。なおすべて101空挺の写真ですがご了承ください…。

2018.06.08(?) U.S.A B Co, 1-506th IN, 1BCT, 101ABN DIV (photo : B Co, 1-506 IN)
18年6月に行われたCO LFX(中隊演習)より。
手前の兵士は砲兵のパッチがついているためFOだとすぐわかります。奥の兵士がPRC-155を背負っているのでPlt RTO、中央の兵士は階級が1LTでFOとRTOが近くにいるためPLだと考えられます。

2012.11.01 COP Herrera, Paktia province, Afghanistan. 1st Plt, A Co, 1-187th IN, 3BCT, 101ABN DIV (photo : DVIDS)
後列左から AR(?、M249)、RFLM(PFC、M4)、GREN(PVT、M4/M320)、GREN(SPC、M4/M320)、AR(PFC、M249)、RFLM(PFC、M4)
前列左から FTL(CPL、M4/M203)、SL(?、M14EBR)、FTL(SGT、M4/M203)
でしょうか。全員リグを着用しているのが面白い点です。
RFLMらしき2名はTAPに予備弾倉8本とキャンティーン、IFAK、左の方の兵士はさらにツールポーチと耳栓ケースを付けています。RFLMは基本的にこのようにあまり色々とポーチを付けることはしません。
ARの2名はポーチの感じから800発携行でしょうか。右の方の兵士は色から察するに胸の片方はIFAK、その下にキャンティーンを持ってきています。
GRENはM320をスタンドアローン運用、見えませんが少なくともM4予備弾倉6本と40mm8発を携行しています。
FTLらしき2名は階級と無線機から、残る1名は無線機、胸のE&Eポーチと消去法からSLと判断しています。


2011.04.24 Siah Choy subdistrict, Zhari district, Kandahar province, Afghanistan. B Co, 2-502nd IN, 2BCT, 101ABN DIV (photo : DVIDS)
どちらの写真も右側にいる2名がMMGチーム。
AGまたはAHである兵士がM320を運用しつつ3Cカラーのバッグに弾薬と予備バレルバッグ、三脚をくくりつけて運んでいます。ガナー自身もバックパックにいくらかの弾薬を携行しているものと思われます。
MGガナーが背中に40mmグレネード用ポーチを付けていますが、MMGチームは2マンセルで動くためAG/AHの予備弾薬を負担していると考えられます。

2013.01.12 Nadir Shah Kot District, Khowst province, Afghanistan. 2nd Plt, 1-33rd CAV, 3BCT, 101ABN DIV (photo : DIVIDS)
手前にいる兵士は1LTなのでXOかPLだと考えられます。
左奥に立っている兵士は無線機の2個持ちで指揮官の付近にいるということでRTOに見えますが、銃にPSQ-23がついているためFOでしょう。
(写真のキャプションで答え合わせをしたところPLとFOでした。)
このように実際の写真を見るときにただ”使用例”を見るのではなく、その兵士の役割を想像し「なぜこのポーチ・物が必要なのか?」ということを考えることで、自分が装備を組むときのイメージ作りに繋がっていくと思っていますのでぜひやってみてください。
*Terminal Attack Control
直訳は末端攻撃管制か?。CASを行う航空機との手順や攻撃管制などのやり取りの事。Type1からType3まであり、大雑把な解釈をすれば以下のようになる。
Type1=保護対象(友軍・民間人・建造物など)がかなり近いなど最も精密な攻撃が必要な状況。管制官は攻撃機と標的の目視が必須であり、攻撃(進入)ごとに攻撃許可が必要。
Type2=標的と保護対象との距離がある程度近い、夜間・悪天候など攻撃機の目視ができない状況。管制官は攻撃機の目視は必須ではなく、標的は目視または別手段による観測が必要。攻撃ごとの攻撃許可が必要。
Type3=Type2と似た状況だが一度の攻撃許可で一定の制限下において複数回の攻撃が可能。標的の目視または別手段による観測が必要。
CCT、JTAC資格を持っている者などが攻撃許可を出せるほか、Joint Fire Observer(JFO)の訓練を受けたFOもType2までの攻撃許可を出せる。
詳しくは色々書いている方がいますのでそちらへ。
参考文献
・ATP 3-21.8 INFANTRY PLATOON & SQUAD (APRIL 2016)
・ATP 3-21.10 Infantry Rifle Company (MAY 2018)
・ATP 3-21.20 INFANTRY BATTALION (DECEMBER 2017)
・ATTP 3-21.90(FM7-20)/MCWP 3-15.2 Tactical Employment of Mortars (April 2011)
・FM 3-21.8 The Infantry Rifle Platoon and Squad (MARCH 2007)
・FM 3-21.10 The Infantry Rifle Company (JULY 2006)
・JP 3-09.03 Close Air Support (November 2014)
・U.S. Army Rifle Company, IBCT (Current) --- battleorder.org (2021年1月最終閲覧)
2020年09月16日
米陸一般 歩兵大隊編制(IBCT 本部中隊編)
IBCTの編成については以前書きましたが、今回はIBCTに組み込まれる歩兵大隊の編成や階級などについて書いていきます。
階級についてはあくまでも「通常はこの階級」という形であり、教本と実際には違っていることもありますので注意願います。
なおABCTやSBCTの歩兵大隊は装備の関係上違った編成となるので、この記事では触れません。
重要なことですが、教本上のフル編制なので実際の運用時、派遣先等では人数に違いがあるなどします。
毎度のことながら誤訳などについては指摘してもらえれば……
Infantry Battalion 「歩兵大隊」
Infantry Battalion(INF BN、歩兵大隊)はBCTのタイプによって装備や編成が異なりますが、今回はIBCTの機動歩兵大隊についてです。
歩兵大隊は山、ジャングル、都市部など様々な地形や夜間、雨、霧、雪などの気象条件下でも柔軟に活動できる戦力である。IBCTの歩兵大隊は基本的に徒歩移動するが、FSCやBSBからトラック等の支援を受けることで完全な自動車化戦力としても行動できる。ただしこれはIBCTの歩兵大隊のうち1個大隊にしか提供することができない。
1個歩兵大隊はHHC(本部中隊)、Rifle Company(ライフル中隊)3個とハンヴィー等装輪車両を装備するWepon Company(武器中隊)1個、そして実際の運用時に追加されるFSC(前線支援中隊)の計6個中隊で活動する。

大隊概略図。記号はADP 1-02準拠。
Headquarters and Headquarters Company(HHC、大隊司令部及び本部中隊)
大隊を指揮する司令部と各種サポートを行う人員が配置された部門であり、迫撃砲小隊や偵察小隊など歩兵中隊を支援するための部隊も含まれている。Battalion Command Section(CMD、大隊司令部セクション)、Company Headquarters Platoon(CO HQ、中隊本部小隊)、Battalion Staff Section(STAFF、大隊スタッフセクション)、Medical Platoon(衛生小隊)、Motor Platoon(迫撃砲小隊)、Scout Platoon(偵察小隊)、Sniper Squad(狙撃分隊)、Signal Section(通信セクション)からなる。
--Battalion Command Section (CMD)
大隊司令部。Battalion Commander(大隊長)、Battalion Executive Officer (XO、大隊副指揮官)、Battalion Command Sergeant Major(CSM、大隊最先任上級曹長)と移動時の運転手などの人員で構成されている。
--Company Headquarters Platoon (CO HQ)
中隊本部小隊。中隊自体の司令部で、各小隊の指揮、管理などを行う。
--Battalion Staff Section (STAFF)
人員管理、通信、情報、物流…等々、大隊の活動を支える部署。空軍のAir Liaison Officer(ALO)・Tactical Air Control Party(TACP)や火砲支援の調整を行うFires Cell、牧師などもここに含まれる。
--Signal Section
部隊間通信を担うセクション。
--Medical Platoon
衛生小隊。後述。
--Motor Platoon
迫撃砲小隊。後述。
--Scout Platoon
偵察小隊。後述。
--Sniper Squad
狙撃分隊。後述。教本上は一応HHC直轄であるが、部隊広報サイトや隊員の作成した映像などだとScout Pltの中に組み込まれているという書き方もよく見られる。
指揮官等の階級は通常以下の通り。
Battalion Commander --- Lieutenant Colonel (LTC、中佐)
Battalion Executive Officer --- Major (MAJ、少佐)
Battalion Command Sergeant Major (CSM、最先任上級曹長)
Personnel Staff Officer (Human Resources Section, S-1) --- Captain (CPT、大尉)
Intelligence Staff Officer (Intelligence Section, S-2) --- Captain (CPT、大尉)
Operations Staff Officer (Operations Section, S-3) --- Major(MAJ、少佐)
Logistics Staff Officer (Logistics Section, S-4) --- Captain(CPT、大尉)
Signal Staff Officer (Communications Section, S-6) --- Captain(CPT、大尉)
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Medical Platoon(衛生小隊)
大隊に対してArmy Health SystemのRole1の医療行為やForce Health Protection(FHP、部隊健康保護)を行う部隊で、負傷者・戦死者の地上搬送も行う。衛生兵はこの衛生小隊から各ライフル小隊へアタッチされる。
Platoon HQ element、Medical Treatment Squad、Ambulance Squad、Combat Medical Sectionからなる。

--Platoon HQ element
小隊本部班。大隊のFHP plan (Force Health Protection、部隊健康保護計画)の立案や小隊の補給の調整などを担う。
Field surgeon/medical platoon leader(軍医/小隊長)、Field medical assistant(医療助手、医療事務補助)、Platoon sergeant(小隊軍曹)の3名が属しているが、通常Platoon HQはTreatment Squadと共に配置される。大隊が作戦地に派遣されていない間、軍医は通常地元の医療機関に所属しており、その間医療助手が小隊長として活動する。
通常、大隊軍医はCaptain(CPT、大尉、AOC/MOS 62B00所持)、医療助手はFirst Lieutenant(1LT、中尉、AOC/MOS 70B67所持)、小隊軍曹はSergeant First Class(SFC、一等軍曹、AOC/MOS 68W4O所持)である。
--Medical Treatment Squad
医療処置分隊。通常Battalion Aid Station(BAS、大隊救護所)と呼ばれており、BASの運営と大隊に対してAHS Role1の医療行為を提供する。
分隊はtreatment team alphaとteam bravoの2チームからなり、team Aに衛生小隊長でもある大隊軍医、team BにPhysician Assistant(医師助手、AOC/MOS 65D00所持)が配置され、それぞれのチームはhealth care sergeant(AOC/MOS 68W3O.68W2Oを取得した軍曹)とhealth care specialists(MOS 68W1Oを取得した特技兵)によってサポートされる。
--Ambulance Squad
救急分隊。負傷者を負傷地点から、戦死者を回収場所からBASやForward Aid Station(FAS、前線救護所)、他の搬送手段への中継地点までの地上でのMEDEVAC(医療搬送)を行う分隊で、24名の兵士と8台の救急車(M997A2 ハンヴィー救急型)が配置されている。
分隊は4個チームからなり、1チームにつき2台の救急車が配備され、1台の救急車につき1名のemergency care sergeant(救急医療軍曹)、2名のambulance aide/drivers(救急助手/運転手)が割り当てられている。という説明書きのはずなんですが教本の図じゃそうじゃないのでよくわからない…各チーム1台は予備車扱いでしょうか?人数的には全車投入しても各車3名乗れる人数ではありますが…。
--Combat Medical Section
戦闘衛生セクション。各ライフル中隊に随伴し、最前線で治療にあたる戦闘衛生兵が在籍している。
衛生兵は通常、サポートする各ライフル中隊に1名のemergency care sergeant(救急医療軍曹)と各小隊ごとに1名のcombat medic(戦闘衛生兵)が割り当てられる。救急医療軍曹は通常、中隊指揮官またはSFC(一等軍曹)と一緒かその近くに配置され、指揮下の小隊衛生兵に指示を出す。小隊衛生兵は小隊長または小隊軍曹と一緒かその近くに配置される。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Motor Platoon(大隊迫撃砲小隊)
迫撃砲小隊の役割は、機動中隊と大隊を支援するために即応性のある間接射撃を提供することである。
小隊はPlatoon Headquarters、Fire Direction Center Section (FDC)、Mortar Squadで構成されている。120mm重迫撃砲×4門と81mm中迫撃砲×4門を装備しているが、常に1つのシステム(迫撃砲の種類)を運用する人員しか配置されていないため、8門運用は不可能である。それぞれの迫撃砲はHE弾、発煙弾、照明弾を発射することができる。降車作戦時には81mm中迫撃砲を運用する。迫撃砲小隊は迫撃砲を運搬するためのトラック(ハンヴィー)とトレーラーが配備されている。

--Mortar Platoon Headquarters
小隊本部班。小隊長(LT、少尉)、小隊軍曹(SFC、一等軍曹)と2名の無線手/運転手(PFC、上等兵)、FBCB2(戦闘指揮システム)を搭載した2台のハンヴィーからなる。
--Fire Direction Center Section (FDC)
砲撃指揮所セクション。小隊の射撃の指揮管理を行う部隊。4名の兵士とFBCB2、M96 MFCS(迫撃砲射撃コントロールシステム)、2台のM32 LHMBC(弾道計算コンピューター)を搭載したハンヴィー1台で構成されている。
--Mortar Squad
迫撃砲分隊。迫撃砲を運用する分隊で、状況によって120mm重迫撃砲と81mm中迫撃砲を使い分ける。4個分隊からなり、1個分隊は4名の兵士とFBCB2、M32 LHMBCを搭載したハンヴィー1台で構成されている。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Scout Platoon(大隊偵察小隊)
大隊指揮官の”目と耳”として機能する大隊の主要な偵察手段たる部隊。偵察小隊は歩兵大隊の中でも、最も戦術的かつ技術的に熟練した兵士で構成される特殊な小隊である。通常の歩兵ライフル小隊の主な任務が敵の捕縛・殺害であるのと異なり、偵察小隊の主な任務は大隊指揮官に敵に関する情報を提供することである。
Reconnaissance(偵察)とは目視や他の検出方法により、敵の活動やリソースに関する情報、または特定地域の気象、水路、地理的特性に関するデータを取得・確保するために行われる任務である。Surveillance(監視)とは航空宇宙、地上または地下の領域、場所、人、物を、視覚的・聴覚的・電子的・写真映像、またはその他の手段で体系的に観測することである。これらR&Sタスクを通じて大隊指揮官の部隊運用に貢献するほか、防衛時には敵の作戦に対し早期警戒を行うことで、主要部隊に対して敵に対応するための時間と機動を提供する。大隊指揮官は任務と必要に応じて、偵察小隊を大隊の前・側面・後に配置することができる。
偵察小隊は小隊本部、各6名の分隊3個で構成され、将校1名と兵士21名の計22名からなる。小隊長は小隊軍曹に支援され、小隊長不在時には小隊軍曹が代理で指揮を執る。

--Platoon HQ element
小隊本部班。小隊を指揮し任務を管理する役割を持つ。小隊長と小隊軍曹、無線手、偵察兵の4名と2台のハンヴィーからなる。
--Scout Squad
偵察分隊。3個分隊からなり、1個分隊は3人班2班で構成され分隊長、分隊長補佐、4名の偵察兵と2台のハンヴィーからなる。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Sniper Section/Squad(大隊狙撃セクション/分隊)資料によって表記が分隊だったりセクションだったり…
大隊狙撃セクションは偵察小隊同様、歩兵大隊の中でも最も戦術的かつ技術的に熟練した兵士で構成されている。分隊の戦闘中の主な任務は選択されたターゲットに対し正確な長距離狙撃を行うことで戦闘作戦をサポートすることである。狙撃は敵に損害を出し、動きを遅滞させ、士気を下げることができる。第2の任務は戦闘情報の収集と報告である。狙撃部隊の観測とナビゲーションのスキルと保有する特殊機材は地形を詳細に見て変化を観測するのに役立つ。狙撃兵は地形、障害物、接近可能性が高い道、その他戦場に関する情報を指揮官へ提供する。
狙撃兵は攻撃・防御・安定化等様々な作戦に投入され、これにはパトロールや待ち伏せ、カウンタースナイパー作戦や都市部での軍事行動などが含まれる。また、敵の活動エリアへ潜入し予期せぬ方向から攻撃を仕掛けたり、敵の位置や動きを監視したり、保護対象部隊への脅威の排除などに従事する。
狙撃セクション/分隊は分隊長、3人編成の狙撃チーム3個、3個の長距離狙撃ライフルシステムと3個の標準狙撃ライフルシステムで構成されている。狙撃セクションの人員は全員スナイパースクールで資格を得ている必要がある。狙撃チームは必要に応じて大隊内の任意の部隊に組み込んで編制できるほか、直接大隊の指揮下に置くこともできる。実際の運用時には大隊外の部隊にアタッチされていることもある。

--Squad Leader
狙撃分隊長。部隊長、狙撃手であり大隊指揮官に対して狙撃部隊の運用について提言をする主要顧問でもある。
--Sniper Team
狙撃チーム。通常3チーム配置され、1チームはSenior Sniper(上級狙撃者、Team Leader)と2名のSniperの3名で構成される。ただしMETT-TC条件に合わせて、2人チームの5個チームなど臨時編成することもできる。3名はそれぞれSniper(狙撃手)、Observer(観測手)、Security(警備)の役割が充てられており、通常上級狙撃者が観測手を務める。残り2名は狙撃手と代替狙撃手となり代替狙撃手が通常警備にあたるが、狙撃任務が割り当てられることもある。
チームリーダーまたは観測手は通常M203(M320)を装着したM4とMETT-TCに合わせて観測用スコープと風速計などを携行する。狙撃手は狙撃ライフルと必要であればM4を携行する。代替狙撃手はM249、または別の狙撃ライフルを携行する。この他に携行するものとしてギリースーツや指向性アンテナ、赤外線画像装置などがある。
狙撃セクションに割り当てられている狙撃武器には、M110 (7.62-mm) Semiautomatic Sniper System、M107 (.50 caliber) Long-range sniper rifle、M24 Sniper Weapon System、M2010 Enhanced Sniper Rifleなどがある。通常Sniper Employment Officer(SEO、狙撃手運用担当官)か分隊長/セクションリーダーによって運用する武器が決定される。
長くなったので今回は歩兵大隊のうちHHCの部分についてのみ書きました。
ライフル中隊は別記事で書きます。
参考文献
・ATP 3-21.20 INFANTRY BATTALION (2017)
・ATP 4-02.3 Army Health System Support to Maneuver Forces (2014)
・ATP 3-20.98 SCOUT PLATOON (2019)
・ATTP 3-21.90(FM7-20)/MCWP 3-15.2 Tactical Employment of Mortars (2011)
・FM 3-21.20 THE INFANTRY BATTALION (2006)
・FM 4-02.4 MEDICAL PLATOON LEADERS' HANDBOOK (2003)
階級についてはあくまでも「通常はこの階級」という形であり、教本と実際には違っていることもありますので注意願います。
なおABCTやSBCTの歩兵大隊は装備の関係上違った編成となるので、この記事では触れません。
重要なことですが、教本上のフル編制なので実際の運用時、派遣先等では人数に違いがあるなどします。
毎度のことながら誤訳などについては指摘してもらえれば……
Infantry Battalion 「歩兵大隊」
Infantry Battalion(INF BN、歩兵大隊)はBCTのタイプによって装備や編成が異なりますが、今回はIBCTの機動歩兵大隊についてです。
歩兵大隊は山、ジャングル、都市部など様々な地形や夜間、雨、霧、雪などの気象条件下でも柔軟に活動できる戦力である。IBCTの歩兵大隊は基本的に徒歩移動するが、FSCやBSBからトラック等の支援を受けることで完全な自動車化戦力としても行動できる。ただしこれはIBCTの歩兵大隊のうち1個大隊にしか提供することができない。
1個歩兵大隊はHHC(本部中隊)、Rifle Company(ライフル中隊)3個とハンヴィー等装輪車両を装備するWepon Company(武器中隊)1個、そして実際の運用時に追加されるFSC(前線支援中隊)の計6個中隊で活動する。

大隊概略図。記号はADP 1-02準拠。
Headquarters and Headquarters Company(HHC、大隊司令部及び本部中隊)
大隊を指揮する司令部と各種サポートを行う人員が配置された部門であり、迫撃砲小隊や偵察小隊など歩兵中隊を支援するための部隊も含まれている。Battalion Command Section(CMD、大隊司令部セクション)、Company Headquarters Platoon(CO HQ、中隊本部小隊)、Battalion Staff Section(STAFF、大隊スタッフセクション)、Medical Platoon(衛生小隊)、Motor Platoon(迫撃砲小隊)、Scout Platoon(偵察小隊)、Sniper Squad(狙撃分隊)、Signal Section(通信セクション)からなる。
--Battalion Command Section (CMD)
大隊司令部。Battalion Commander(大隊長)、Battalion Executive Officer (XO、大隊副指揮官)、Battalion Command Sergeant Major(CSM、大隊最先任上級曹長)と移動時の運転手などの人員で構成されている。
--Company Headquarters Platoon (CO HQ)
中隊本部小隊。中隊自体の司令部で、各小隊の指揮、管理などを行う。
--Battalion Staff Section (STAFF)
人員管理、通信、情報、物流…等々、大隊の活動を支える部署。空軍のAir Liaison Officer(ALO)・Tactical Air Control Party(TACP)や火砲支援の調整を行うFires Cell、牧師などもここに含まれる。
--Signal Section
部隊間通信を担うセクション。
--Medical Platoon
衛生小隊。後述。
--Motor Platoon
迫撃砲小隊。後述。
--Scout Platoon
偵察小隊。後述。
--Sniper Squad
狙撃分隊。後述。教本上は一応HHC直轄であるが、部隊広報サイトや隊員の作成した映像などだとScout Pltの中に組み込まれているという書き方もよく見られる。
指揮官等の階級は通常以下の通り。
Battalion Commander --- Lieutenant Colonel (LTC、中佐)
Battalion Executive Officer --- Major (MAJ、少佐)
Battalion Command Sergeant Major (CSM、最先任上級曹長)
Personnel Staff Officer (Human Resources Section, S-1) --- Captain (CPT、大尉)
Intelligence Staff Officer (Intelligence Section, S-2) --- Captain (CPT、大尉)
Operations Staff Officer (Operations Section, S-3) --- Major(MAJ、少佐)
Logistics Staff Officer (Logistics Section, S-4) --- Captain(CPT、大尉)
Signal Staff Officer (Communications Section, S-6) --- Captain(CPT、大尉)
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Medical Platoon(衛生小隊)
大隊に対してArmy Health SystemのRole1の医療行為やForce Health Protection(FHP、部隊健康保護)を行う部隊で、負傷者・戦死者の地上搬送も行う。衛生兵はこの衛生小隊から各ライフル小隊へアタッチされる。
Platoon HQ element、Medical Treatment Squad、Ambulance Squad、Combat Medical Sectionからなる。

--Platoon HQ element
小隊本部班。大隊のFHP plan (Force Health Protection、部隊健康保護計画)の立案や小隊の補給の調整などを担う。
Field surgeon/medical platoon leader(軍医/小隊長)、Field medical assistant(医療助手、医療事務補助)、Platoon sergeant(小隊軍曹)の3名が属しているが、通常Platoon HQはTreatment Squadと共に配置される。大隊が作戦地に派遣されていない間、軍医は通常地元の医療機関に所属しており、その間医療助手が小隊長として活動する。
通常、大隊軍医はCaptain(CPT、大尉、AOC/MOS 62B00所持)、医療助手はFirst Lieutenant(1LT、中尉、AOC/MOS 70B67所持)、小隊軍曹はSergeant First Class(SFC、一等軍曹、AOC/MOS 68W4O所持)である。
--Medical Treatment Squad
医療処置分隊。通常Battalion Aid Station(BAS、大隊救護所)と呼ばれており、BASの運営と大隊に対してAHS Role1の医療行為を提供する。
分隊はtreatment team alphaとteam bravoの2チームからなり、team Aに衛生小隊長でもある大隊軍医、team BにPhysician Assistant(医師助手、AOC/MOS 65D00所持)が配置され、それぞれのチームはhealth care sergeant(AOC/MOS 68W3O.68W2Oを取得した軍曹)とhealth care specialists(MOS 68W1Oを取得した特技兵)によってサポートされる。
--Ambulance Squad
救急分隊。負傷者を負傷地点から、戦死者を回収場所からBASやForward Aid Station(FAS、前線救護所)、他の搬送手段への中継地点までの地上でのMEDEVAC(医療搬送)を行う分隊で、24名の兵士と8台の救急車(M997A2 ハンヴィー救急型)が配置されている。
分隊は4個チームからなり、1チームにつき2台の救急車が配備され、1台の救急車につき1名のemergency care sergeant(救急医療軍曹)、2名のambulance aide/drivers(救急助手/運転手)が割り当てられている。という説明書きのはずなんですが教本の図じゃそうじゃないのでよくわからない…各チーム1台は予備車扱いでしょうか?人数的には全車投入しても各車3名乗れる人数ではありますが…。
--Combat Medical Section
戦闘衛生セクション。各ライフル中隊に随伴し、最前線で治療にあたる戦闘衛生兵が在籍している。
衛生兵は通常、サポートする各ライフル中隊に1名のemergency care sergeant(救急医療軍曹)と各小隊ごとに1名のcombat medic(戦闘衛生兵)が割り当てられる。救急医療軍曹は通常、中隊指揮官またはSFC(一等軍曹)と一緒かその近くに配置され、指揮下の小隊衛生兵に指示を出す。小隊衛生兵は小隊長または小隊軍曹と一緒かその近くに配置される。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Motor Platoon(大隊迫撃砲小隊)
迫撃砲小隊の役割は、機動中隊と大隊を支援するために即応性のある間接射撃を提供することである。
小隊はPlatoon Headquarters、Fire Direction Center Section (FDC)、Mortar Squadで構成されている。120mm重迫撃砲×4門と81mm中迫撃砲×4門を装備しているが、常に1つのシステム(迫撃砲の種類)を運用する人員しか配置されていないため、8門運用は不可能である。それぞれの迫撃砲はHE弾、発煙弾、照明弾を発射することができる。降車作戦時には81mm中迫撃砲を運用する。迫撃砲小隊は迫撃砲を運搬するためのトラック(ハンヴィー)とトレーラーが配備されている。

--Mortar Platoon Headquarters
小隊本部班。小隊長(LT、少尉)、小隊軍曹(SFC、一等軍曹)と2名の無線手/運転手(PFC、上等兵)、FBCB2(戦闘指揮システム)を搭載した2台のハンヴィーからなる。
--Fire Direction Center Section (FDC)
砲撃指揮所セクション。小隊の射撃の指揮管理を行う部隊。4名の兵士とFBCB2、M96 MFCS(迫撃砲射撃コントロールシステム)、2台のM32 LHMBC(弾道計算コンピューター)を搭載したハンヴィー1台で構成されている。
--Mortar Squad
迫撃砲分隊。迫撃砲を運用する分隊で、状況によって120mm重迫撃砲と81mm中迫撃砲を使い分ける。4個分隊からなり、1個分隊は4名の兵士とFBCB2、M32 LHMBCを搭載したハンヴィー1台で構成されている。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Scout Platoon(大隊偵察小隊)
大隊指揮官の”目と耳”として機能する大隊の主要な偵察手段たる部隊。偵察小隊は歩兵大隊の中でも、最も戦術的かつ技術的に熟練した兵士で構成される特殊な小隊である。通常の歩兵ライフル小隊の主な任務が敵の捕縛・殺害であるのと異なり、偵察小隊の主な任務は大隊指揮官に敵に関する情報を提供することである。
Reconnaissance(偵察)とは目視や他の検出方法により、敵の活動やリソースに関する情報、または特定地域の気象、水路、地理的特性に関するデータを取得・確保するために行われる任務である。Surveillance(監視)とは航空宇宙、地上または地下の領域、場所、人、物を、視覚的・聴覚的・電子的・写真映像、またはその他の手段で体系的に観測することである。これらR&Sタスクを通じて大隊指揮官の部隊運用に貢献するほか、防衛時には敵の作戦に対し早期警戒を行うことで、主要部隊に対して敵に対応するための時間と機動を提供する。大隊指揮官は任務と必要に応じて、偵察小隊を大隊の前・側面・後に配置することができる。
偵察小隊は小隊本部、各6名の分隊3個で構成され、将校1名と兵士21名の計22名からなる。小隊長は小隊軍曹に支援され、小隊長不在時には小隊軍曹が代理で指揮を執る。

--Platoon HQ element
小隊本部班。小隊を指揮し任務を管理する役割を持つ。小隊長と小隊軍曹、無線手、偵察兵の4名と2台のハンヴィーからなる。
--Scout Squad
偵察分隊。3個分隊からなり、1個分隊は3人班2班で構成され分隊長、分隊長補佐、4名の偵察兵と2台のハンヴィーからなる。
-----------------------------------------------------------------------------------------
Battalion Sniper Section/Squad(大隊狙撃セクション/分隊)資料によって表記が分隊だったりセクションだったり…
大隊狙撃セクションは偵察小隊同様、歩兵大隊の中でも最も戦術的かつ技術的に熟練した兵士で構成されている。分隊の戦闘中の主な任務は選択されたターゲットに対し正確な長距離狙撃を行うことで戦闘作戦をサポートすることである。狙撃は敵に損害を出し、動きを遅滞させ、士気を下げることができる。第2の任務は戦闘情報の収集と報告である。狙撃部隊の観測とナビゲーションのスキルと保有する特殊機材は地形を詳細に見て変化を観測するのに役立つ。狙撃兵は地形、障害物、接近可能性が高い道、その他戦場に関する情報を指揮官へ提供する。
狙撃兵は攻撃・防御・安定化等様々な作戦に投入され、これにはパトロールや待ち伏せ、カウンタースナイパー作戦や都市部での軍事行動などが含まれる。また、敵の活動エリアへ潜入し予期せぬ方向から攻撃を仕掛けたり、敵の位置や動きを監視したり、保護対象部隊への脅威の排除などに従事する。
狙撃セクション/分隊は分隊長、3人編成の狙撃チーム3個、3個の長距離狙撃ライフルシステムと3個の標準狙撃ライフルシステムで構成されている。狙撃セクションの人員は全員スナイパースクールで資格を得ている必要がある。狙撃チームは必要に応じて大隊内の任意の部隊に組み込んで編制できるほか、直接大隊の指揮下に置くこともできる。実際の運用時には大隊外の部隊にアタッチされていることもある。

--Squad Leader
狙撃分隊長。部隊長、狙撃手であり大隊指揮官に対して狙撃部隊の運用について提言をする主要顧問でもある。
--Sniper Team
狙撃チーム。通常3チーム配置され、1チームはSenior Sniper(上級狙撃者、Team Leader)と2名のSniperの3名で構成される。ただしMETT-TC条件に合わせて、2人チームの5個チームなど臨時編成することもできる。3名はそれぞれSniper(狙撃手)、Observer(観測手)、Security(警備)の役割が充てられており、通常上級狙撃者が観測手を務める。残り2名は狙撃手と代替狙撃手となり代替狙撃手が通常警備にあたるが、狙撃任務が割り当てられることもある。
チームリーダーまたは観測手は通常M203(M320)を装着したM4とMETT-TCに合わせて観測用スコープと風速計などを携行する。狙撃手は狙撃ライフルと必要であればM4を携行する。代替狙撃手はM249、または別の狙撃ライフルを携行する。この他に携行するものとしてギリースーツや指向性アンテナ、赤外線画像装置などがある。
狙撃セクションに割り当てられている狙撃武器には、M110 (7.62-mm) Semiautomatic Sniper System、M107 (.50 caliber) Long-range sniper rifle、M24 Sniper Weapon System、M2010 Enhanced Sniper Rifleなどがある。通常Sniper Employment Officer(SEO、狙撃手運用担当官)か分隊長/セクションリーダーによって運用する武器が決定される。
長くなったので今回は歩兵大隊のうちHHCの部分についてのみ書きました。
ライフル中隊は別記事で書きます。
参考文献
・ATP 3-21.20 INFANTRY BATTALION (2017)
・ATP 4-02.3 Army Health System Support to Maneuver Forces (2014)
・ATP 3-20.98 SCOUT PLATOON (2019)
・ATTP 3-21.90(FM7-20)/MCWP 3-15.2 Tactical Employment of Mortars (2011)
・FM 3-21.20 THE INFANTRY BATTALION (2006)
・FM 4-02.4 MEDICAL PLATOON LEADERS' HANDBOOK (2003)
2020年08月08日
歩兵旅団戦闘団の編成
だいぶ前に101空挺の編成について書きましたが、少し歩兵部隊について掘り下げていこうかと思います。
今回は2014年以前の歩兵旅団戦闘団(IBCT)の細かい編成について、ネット上の情報と低レベル英語読解能力とグーグル先生を使って抜粋翻訳したフィールドマニュアルその他を基に考察していきます。機甲旅団(ABCT)及びストライカー旅団(SBCT)については当記事では触れません。
なお中身の正確さについては保証しません(重要)。また、あくまでも教本上の編成であり、部隊によっては実際の運用時と差がある場合があるので注意が必要です。
誤訳、間違いについては指摘してもらえるとありがたいです。
1、Brigade Combat Team 「旅団戦闘団」
Brigade Combat Team(BCT、旅団戦闘団)は、戦闘において歩兵・戦車・航空機などを組み合わせた諸兵科連合作戦を行う能力を付与し、最低限の後方支援部隊も加えて小規模の師団として、派遣時にわずかな部隊を追加するだけで師団以下の規模でも単独で行動できるよう編成されたアメリカ陸軍において最小の戦力単位である。旅団長には通常Colonel(COL、大佐)が任命される。
BCTはHMMWV(ハンヴィー)などで展開する機動歩兵を主力運用するInfantry Brigade Combat Team(IBCT、歩兵旅団戦闘団)、M1エイブラムス・M2ブラッドレー等の機甲戦力を含めた諸兵科連合部隊として運用するArmored Brigade Combat Team(ABCT、機甲旅団戦闘団)、ストライカー装輪戦闘車の運用を中心に設計されたStryker Brigade Combat Team(SBCT、ストライカー旅団戦闘団)に分けられる。
各師団はその師団の目的に応じてこれらのBCTを(年代によって異なるが)3~4個組み合わせ、師団によっては航空旅団などの部隊を加えた形で編成されている。在欧陸軍の第173空挺旅団や第2騎兵連隊(ストライカー旅団)のように師団下ではなく軍団下にBCT単体で編成される場合もある。
Division Artillery(DIV ARTY、師団砲兵)やSustainment Brigade(SUS Brig、支援旅団)はおおよそ2014年以降から師団下に加えられる。
2、Infantry Brigade Combat Team 「歩兵旅団戦闘団」
Infantry Brigade Combat Team(IBCT、歩兵旅団戦闘団)は、市街地や2種以上の地形または環境条件がある地域など複雑な地形において降車戦闘するのに最適化された編成であり、IBCTは陸路・空挺降下・空中強襲(ヘリボーン)・水陸両用作戦などの手段をもちいて作戦地域に投入される。
IBCTの主任務は強固に防衛されたエリアの縮小、敵地後方への浸透・占領作戦、制限(警戒)区域内での敵残党排除、主要施設及び施設での活動の安全確保、作戦行動後の地域安定化実施などがある。またIBCTはABCTやSBCTの任務を補完する役割があり、補完的任務には土地・人員・資源の管理などが含まれている。
IBCTは陣地防御や機動防衛の調整戦力として容易に設定することできる。これはIBCTは他のBCTと違い重装甲車両を持たないため、燃料など兵站上の制約が緩和されており移動や機動作戦時に様々な輸送方法をとることができ、上級司令官の指揮に柔軟性を与えることができるからである。
IBCTはLight Infantry(軽歩兵)、Airborne(空挺)、Air Assault(空中強襲、ヘリボーン)のタイプに分かれているがほぼ同様の編成であり、またIBCTが指定されているかどうかにかかわらずどのタイプも空中強襲作戦が可能である。旅団の部隊は展開時、通常HMMWV(ハンヴィー)などの非装甲車両・軽装甲車などを用いて移動することで機動歩兵として迅速に移動し戦闘を行うが、作戦の必要に応じ移動・空中強襲用の航空機やMRAP(地雷防護車)などを配備できる。
2014年以前の1個IBCTは旅団本部、歩兵大隊×2、騎兵大隊×1、砲兵大隊×1、旅団特別任務大隊×1、旅団支援大隊×1から成り立っている。
2014年以降の1個IBCTは旅団本部、歩兵大隊×3、騎兵大隊×1、砲兵大隊×1、旅団工兵大隊×1、旅団支援大隊×1に順次再編されている。

IBCT概略図。記号はADP 1-02に準じる。
・Headquarters and Headquarters Company(HHC、旅団司令部及び本部中隊)
旅団の運用、管理を司る組織。本部中隊自体はBSTBからのアタッチという形をとっている。旅団長(BCT commander)、及び副指揮官(Deputy Commanding Officer)それぞれが率いる2つの司令集団(Command groups)、main CP ・ TAC CP ・ BSB CPの3つの指揮所(command post、CP)の他、旅団の運用支援のための将校やスタッフが配置される。
師団本部に空軍指揮官や支援小隊が配置されるほか、各旅団本部に空軍ASOSの1個Flight(小隊)が割り当てられている。空軍の各ASOSは割り当てられた支援先の陸軍部隊に同じように人員配置がされていると考えられる。
・Infantry Battalion(INF、歩兵大隊)
IBCTの主力である機動部隊であり、BCTに2個歩兵大隊が配置される。
1個歩兵大隊は、大隊に対して部隊計画立案・情報・通信・医療・偵察などの支援を担うHHC(大隊司令部及び本部中隊)、戦力の基盤となるRifle Company(ライフル中隊)3個と、TOWやFGM-148ジャベリンなどの対戦車火器、M240・M2HMG・Mk19等を搭載した武装ハンヴィー等で行動するWepon Company(武器中隊)1個から成り立っており、実際の運用時にはBSBからFSC(前線支援中隊)が追加(アタッチ)され計6個中隊で活動する。
・Cavalry Squadron(CAV、騎兵大隊)
Reconnaissance, Surveillance, and Target Acquisition(RSTA、偵察・監視・目標補足)を目的とし、旅団の作戦支援の為に各種偵察任務や、場合によっては主力の援護を行う部隊。
Headquarters and Headquarters Troops(HHT、大隊司令部及び本部中隊)と、TOWやFGM-148ジャベリンなどの対戦車火器、120mm重迫撃砲、M2HMG・Mk19等を搭載した武装ハンヴィー等を装備するMounted Cavalry Troops(機動騎兵中隊)2個、装甲車・重火器は無いが無人偵察機(RQ-11レイヴン)や徒歩偵察小隊を有するDismounted Cavalry Troop(下車騎兵中隊)1個から成る。運用時にはBSBからFSCが追加される。
・Field Artillery Battalion / Fires Battalion(FAB/FIRES、野戦砲兵大隊)
旅団の部隊に対してM119 105mm榴弾砲、M198またはM777 155mm榴弾砲による火力支援を行うほか、目標補足のための小隊を有する。
基本的なIBCTの砲兵大隊は、AN/TPQ-36 WLRやAN/TPQ-50 WLRなどの対砲迫レーダーを装備した1個レーダー小隊を含むHeadquarters and Headquarters Battery(HHB、大隊司令部及び本部中隊)に加えて、年代や部隊により異なるがM119(×8門)を運用する105-mm Firing Batteries(105mm榴弾砲中隊)2個、またはM119(×6門)の105mm榴弾砲中隊2個(空挺は1個)とM198またはM777(×6門)を運用する155-mm Firing Batteries(155mm榴弾砲中隊)1個の2種混成の3~4個中隊からなる。運用時にはBSBからFSCが追加される。
教本によれば2010年以前は軽歩兵指定のIBCTは105mm×2個中隊、空挺・空中強襲指定のIBCTのうち必要であれば105mm1個を155mm1個に置き換えて編成されていたようであるが、現在は軽歩兵指定のIBCTにも(教本上は)155mm1個が追加されている。
・Brigade Special Troops Battalion(BSTB、旅団特別兵科大隊)
各部隊への作戦指揮や部隊管理、兵站などをBCTの内外から支援するための部隊。
BSTB自体のHHC、BCTのHHC、Military Intelligence Company(MI、軍事情報中隊)、Signal Network Support Company(通信ネットワーク支援中隊)、Engineer Company(工兵中隊、IBCTのみ)から編成される。
BSTBのHHCの中にはMilitary Police Platoon(MP、憲兵小隊)、CBRN Reconnaissance Platoon(CBRN偵察小隊)やUnmanned Aircraft System Platoon(無人機システム小隊)、Air Force Weather Team(空軍気象班)などの様々な部隊が組み込まれている他、BCTの必要に応じてExplosive Ordnance Disposal Company(EOD、爆発物処理中隊)や、CBRN Company(CBRN中隊)などの部隊を追加で編成できる。またBSTBのみBSBからのFSCアタッチが無いため、Medical Support Section(医療支援セクション)やMaintenance Section(整備セクション)などBSTBとBCTのHHCの兵站に関わる部隊を保有している。
・Brigade Support Battalion(BSB、旅団支援大隊)
補給物資の管理、弾薬輸送、前線での車両整備、兵士の治療・健康維持など旅団の活動を補給・医療・整備の点から支える大隊。
BSBはHHC、車両整備を担当するField Maintenance Company(野戦整備中隊)、Army Health System (AHS)に規定されているRole 2*の医療行為を行うBrigade Support Medical Company(旅団支援医療中隊)、水・燃料・補給物資の輸送・管理を行うDistribution Company(輸送中隊)に加え、BSTB以外の各大隊にアタッチさせ糧食支援、輸送、野戦整備を行うFoward Support Company(FSC、前線支援中隊)4個で編成される。(再編後はINF BNの増設とBSTBからBEBへの転換に合わせFSCが6個編成になっている)
以上が歩兵旅団戦闘団の編成です。FSCはBSBからのアタッチとはなっていますが、実際各大隊の顔本とか部隊のサイトなどでは「(アタッチ先)大隊の○中隊」という形で紹介されていることが多い気がします。
次回は歩兵大隊について書けたらな…と思っています。ABCT?SBCT?…よくわからないですね…。
*ざっくりとAHSの各Roleについて。
・Role1...気道確保・止血・骨折固定など衛生兵やPJ、医療資格(18D)を持つ特殊部隊員等が行う即時救命措置や、病気や戦闘外での傷害予防など最も現場(前線)に近いレベルでの医療行為。あくまで戦闘の支障を取り除くことが目的である。
・Role2...Role1で行われた救命措置の継続を含み、外傷管理や緊急手術、歯科医療などを行い血液製剤やX線、実験室などが使用可能になるなど野戦病棟レベルでの医療行為。Role1より高度な医療を提供できるが、病床数は多くない。
・Role3...患者は創傷手術の他、整形外科、泌尿生殖器、耳鼻咽頭科、脳神経外科などの特殊手術や術後治療を含む様々な医療行為を行う高度な設備とケアを行うスタッフを備えた施設で治療される。基本的に後方移送となるが、患者が長距離移動に耐えない場合は戦術的状況が許す限り現地に近い病院にて治療を受ける。
・Role4...アメリカ本土の基地病院や海外の有力な施設を手配。負傷者増大による戦地付近の病床圧迫回避が主な目的。
民間だと日本の医療計画における医療圏の話が近いんでしょうか。陸海空軍で差があったりするので、詳しくは個人で調べてみてください…。
参考文献
・ADP 1-02 TERMS AND MILITARY SYMBOLS (2018)
・FM 1-02 OPERATIONAL TERMS AND GRAPHICS (2004)
・FM 3-90.6 Brigade Combat Team (2010)
・FM 3-96(FM 3-90.6) BRIGADE COMBAT TEAM (2015)
・FM 4-90(FM 4-90.7) BRIGADE SUPPORT BATTALION (2010)
・FM 3-21.20(FM 7-20) THE INFANTRY BATTARION (2006)
・FM 3-21.12 The Infantry Weapons Company (2008)
・FM 3-09 Fire Support (2011)
・FM 3-09 FIELD ARTILLERY OPERATIONS AND FIRE SUPPORT (2014)
・ATP 3-09.23 (FM 3-09.21) Field Artillery Cannon Battalion (2015)
・ATP 3-20.96 Cavalry Squadron (2016)
・ATP 3-90.61 Brigade Special Troops Battalion (2015)
・ATP 4-90 Brigade Support Battalion (2014)
・Roles of Medical Care (United States) - Army.mil
・Army Health System Doctrine Smart Book (2019) - Army.mil
・「Role の役割と特徴」(佐々木座長作成資料) - 第2回 防衛省・自衛隊の第一線救護における適確な救命に関する検討会 使用資料 - 防衛省(2015)
今回は2014年以前の歩兵旅団戦闘団(IBCT)の細かい編成について、ネット上の情報と低レベル英語読解能力とグーグル先生を使って抜粋翻訳したフィールドマニュアルその他を基に考察していきます。機甲旅団(ABCT)及びストライカー旅団(SBCT)については当記事では触れません。
なお中身の正確さについては保証しません(重要)。また、あくまでも教本上の編成であり、部隊によっては実際の運用時と差がある場合があるので注意が必要です。
誤訳、間違いについては指摘してもらえるとありがたいです。
1、Brigade Combat Team 「旅団戦闘団」
Brigade Combat Team(BCT、旅団戦闘団)は、戦闘において歩兵・戦車・航空機などを組み合わせた諸兵科連合作戦を行う能力を付与し、最低限の後方支援部隊も加えて小規模の師団として、派遣時にわずかな部隊を追加するだけで師団以下の規模でも単独で行動できるよう編成されたアメリカ陸軍において最小の戦力単位である。旅団長には通常Colonel(COL、大佐)が任命される。
BCTはHMMWV(ハンヴィー)などで展開する機動歩兵を主力運用するInfantry Brigade Combat Team(IBCT、歩兵旅団戦闘団)、M1エイブラムス・M2ブラッドレー等の機甲戦力を含めた諸兵科連合部隊として運用するArmored Brigade Combat Team(ABCT、機甲旅団戦闘団)、ストライカー装輪戦闘車の運用を中心に設計されたStryker Brigade Combat Team(SBCT、ストライカー旅団戦闘団)に分けられる。
各師団はその師団の目的に応じてこれらのBCTを(年代によって異なるが)3~4個組み合わせ、師団によっては航空旅団などの部隊を加えた形で編成されている。在欧陸軍の第173空挺旅団や第2騎兵連隊(ストライカー旅団)のように師団下ではなく軍団下にBCT単体で編成される場合もある。
Division Artillery(DIV ARTY、師団砲兵)やSustainment Brigade(SUS Brig、支援旅団)はおおよそ2014年以降から師団下に加えられる。
2、Infantry Brigade Combat Team 「歩兵旅団戦闘団」
Infantry Brigade Combat Team(IBCT、歩兵旅団戦闘団)は、市街地や2種以上の地形または環境条件がある地域など複雑な地形において降車戦闘するのに最適化された編成であり、IBCTは陸路・空挺降下・空中強襲(ヘリボーン)・水陸両用作戦などの手段をもちいて作戦地域に投入される。
IBCTの主任務は強固に防衛されたエリアの縮小、敵地後方への浸透・占領作戦、制限(警戒)区域内での敵残党排除、主要施設及び施設での活動の安全確保、作戦行動後の地域安定化実施などがある。またIBCTはABCTやSBCTの任務を補完する役割があり、補完的任務には土地・人員・資源の管理などが含まれている。
IBCTは陣地防御や機動防衛の調整戦力として容易に設定することできる。これはIBCTは他のBCTと違い重装甲車両を持たないため、燃料など兵站上の制約が緩和されており移動や機動作戦時に様々な輸送方法をとることができ、上級司令官の指揮に柔軟性を与えることができるからである。
IBCTはLight Infantry(軽歩兵)、Airborne(空挺)、Air Assault(空中強襲、ヘリボーン)のタイプに分かれているがほぼ同様の編成であり、またIBCTが指定されているかどうかにかかわらずどのタイプも空中強襲作戦が可能である。旅団の部隊は展開時、通常HMMWV(ハンヴィー)などの非装甲車両・軽装甲車などを用いて移動することで機動歩兵として迅速に移動し戦闘を行うが、作戦の必要に応じ移動・空中強襲用の航空機やMRAP(地雷防護車)などを配備できる。
2014年以前の1個IBCTは旅団本部、歩兵大隊×2、騎兵大隊×1、砲兵大隊×1、旅団特別任務大隊×1、旅団支援大隊×1から成り立っている。
2014年以降の1個IBCTは旅団本部、歩兵大隊×3、騎兵大隊×1、砲兵大隊×1、旅団工兵大隊×1、旅団支援大隊×1に順次再編されている。

IBCT概略図。記号はADP 1-02に準じる。
・Headquarters and Headquarters Company(HHC、旅団司令部及び本部中隊)
旅団の運用、管理を司る組織。本部中隊自体はBSTBからのアタッチという形をとっている。旅団長(BCT commander)、及び副指揮官(Deputy Commanding Officer)それぞれが率いる2つの司令集団(Command groups)、main CP ・ TAC CP ・ BSB CPの3つの指揮所(command post、CP)の他、旅団の運用支援のための将校やスタッフが配置される。
師団本部に空軍指揮官や支援小隊が配置されるほか、各旅団本部に空軍ASOSの1個Flight(小隊)が割り当てられている。空軍の各ASOSは割り当てられた支援先の陸軍部隊に同じように人員配置がされていると考えられる。
・Infantry Battalion(INF、歩兵大隊)
IBCTの主力である機動部隊であり、BCTに2個歩兵大隊が配置される。
1個歩兵大隊は、大隊に対して部隊計画立案・情報・通信・医療・偵察などの支援を担うHHC(大隊司令部及び本部中隊)、戦力の基盤となるRifle Company(ライフル中隊)3個と、TOWやFGM-148ジャベリンなどの対戦車火器、M240・M2HMG・Mk19等を搭載した武装ハンヴィー等で行動するWepon Company(武器中隊)1個から成り立っており、実際の運用時にはBSBからFSC(前線支援中隊)が追加(アタッチ)され計6個中隊で活動する。
・Cavalry Squadron(CAV、騎兵大隊)
Reconnaissance, Surveillance, and Target Acquisition(RSTA、偵察・監視・目標補足)を目的とし、旅団の作戦支援の為に各種偵察任務や、場合によっては主力の援護を行う部隊。
Headquarters and Headquarters Troops(HHT、大隊司令部及び本部中隊)と、TOWやFGM-148ジャベリンなどの対戦車火器、120mm重迫撃砲、M2HMG・Mk19等を搭載した武装ハンヴィー等を装備するMounted Cavalry Troops(機動騎兵中隊)2個、装甲車・重火器は無いが無人偵察機(RQ-11レイヴン)や徒歩偵察小隊を有するDismounted Cavalry Troop(下車騎兵中隊)1個から成る。運用時にはBSBからFSCが追加される。
・Field Artillery Battalion / Fires Battalion(FAB/FIRES、野戦砲兵大隊)
旅団の部隊に対してM119 105mm榴弾砲、M198またはM777 155mm榴弾砲による火力支援を行うほか、目標補足のための小隊を有する。
基本的なIBCTの砲兵大隊は、AN/TPQ-36 WLRやAN/TPQ-50 WLRなどの対砲迫レーダーを装備した1個レーダー小隊を含むHeadquarters and Headquarters Battery(HHB、大隊司令部及び本部中隊)に加えて、年代や部隊により異なるがM119(×8門)を運用する105-mm Firing Batteries(105mm榴弾砲中隊)2個、またはM119(×6門)の105mm榴弾砲中隊2個(空挺は1個)とM198またはM777(×6門)を運用する155-mm Firing Batteries(155mm榴弾砲中隊)1個の2種混成の3~4個中隊からなる。運用時にはBSBからFSCが追加される。
教本によれば2010年以前は軽歩兵指定のIBCTは105mm×2個中隊、空挺・空中強襲指定のIBCTのうち必要であれば105mm1個を155mm1個に置き換えて編成されていたようであるが、現在は軽歩兵指定のIBCTにも(教本上は)155mm1個が追加されている。
・Brigade Special Troops Battalion(BSTB、旅団特別兵科大隊)
各部隊への作戦指揮や部隊管理、兵站などをBCTの内外から支援するための部隊。
BSTB自体のHHC、BCTのHHC、Military Intelligence Company(MI、軍事情報中隊)、Signal Network Support Company(通信ネットワーク支援中隊)、Engineer Company(工兵中隊、IBCTのみ)から編成される。
BSTBのHHCの中にはMilitary Police Platoon(MP、憲兵小隊)、CBRN Reconnaissance Platoon(CBRN偵察小隊)やUnmanned Aircraft System Platoon(無人機システム小隊)、Air Force Weather Team(空軍気象班)などの様々な部隊が組み込まれている他、BCTの必要に応じてExplosive Ordnance Disposal Company(EOD、爆発物処理中隊)や、CBRN Company(CBRN中隊)などの部隊を追加で編成できる。またBSTBのみBSBからのFSCアタッチが無いため、Medical Support Section(医療支援セクション)やMaintenance Section(整備セクション)などBSTBとBCTのHHCの兵站に関わる部隊を保有している。
・Brigade Support Battalion(BSB、旅団支援大隊)
補給物資の管理、弾薬輸送、前線での車両整備、兵士の治療・健康維持など旅団の活動を補給・医療・整備の点から支える大隊。
BSBはHHC、車両整備を担当するField Maintenance Company(野戦整備中隊)、Army Health System (AHS)に規定されているRole 2*の医療行為を行うBrigade Support Medical Company(旅団支援医療中隊)、水・燃料・補給物資の輸送・管理を行うDistribution Company(輸送中隊)に加え、BSTB以外の各大隊にアタッチさせ糧食支援、輸送、野戦整備を行うFoward Support Company(FSC、前線支援中隊)4個で編成される。(再編後はINF BNの増設とBSTBからBEBへの転換に合わせFSCが6個編成になっている)
以上が歩兵旅団戦闘団の編成です。FSCはBSBからのアタッチとはなっていますが、実際各大隊の顔本とか部隊のサイトなどでは「(アタッチ先)大隊の○中隊」という形で紹介されていることが多い気がします。
次回は歩兵大隊について書けたらな…と思っています。ABCT?SBCT?…よくわからないですね…。
*ざっくりとAHSの各Roleについて。
・Role1...気道確保・止血・骨折固定など衛生兵やPJ、医療資格(18D)を持つ特殊部隊員等が行う即時救命措置や、病気や戦闘外での傷害予防など最も現場(前線)に近いレベルでの医療行為。あくまで戦闘の支障を取り除くことが目的である。
・Role2...Role1で行われた救命措置の継続を含み、外傷管理や緊急手術、歯科医療などを行い血液製剤やX線、実験室などが使用可能になるなど野戦病棟レベルでの医療行為。Role1より高度な医療を提供できるが、病床数は多くない。
・Role3...患者は創傷手術の他、整形外科、泌尿生殖器、耳鼻咽頭科、脳神経外科などの特殊手術や術後治療を含む様々な医療行為を行う高度な設備とケアを行うスタッフを備えた施設で治療される。基本的に後方移送となるが、患者が長距離移動に耐えない場合は戦術的状況が許す限り現地に近い病院にて治療を受ける。
・Role4...アメリカ本土の基地病院や海外の有力な施設を手配。負傷者増大による戦地付近の病床圧迫回避が主な目的。
民間だと日本の医療計画における医療圏の話が近いんでしょうか。陸海空軍で差があったりするので、詳しくは個人で調べてみてください…。
参考文献
・ADP 1-02 TERMS AND MILITARY SYMBOLS (2018)
・FM 1-02 OPERATIONAL TERMS AND GRAPHICS (2004)
・FM 3-90.6 Brigade Combat Team (2010)
・FM 3-96(FM 3-90.6) BRIGADE COMBAT TEAM (2015)
・FM 4-90(FM 4-90.7) BRIGADE SUPPORT BATTALION (2010)
・FM 3-21.20(FM 7-20) THE INFANTRY BATTARION (2006)
・FM 3-21.12 The Infantry Weapons Company (2008)
・FM 3-09 Fire Support (2011)
・FM 3-09 FIELD ARTILLERY OPERATIONS AND FIRE SUPPORT (2014)
・ATP 3-09.23 (FM 3-09.21) Field Artillery Cannon Battalion (2015)
・ATP 3-20.96 Cavalry Squadron (2016)
・ATP 3-90.61 Brigade Special Troops Battalion (2015)
・ATP 4-90 Brigade Support Battalion (2014)
・Roles of Medical Care (United States) - Army.mil
・Army Health System Doctrine Smart Book (2019) - Army.mil
・「Role の役割と特徴」(佐々木座長作成資料) - 第2回 防衛省・自衛隊の第一線救護における適確な救命に関する検討会 使用資料 - 防衛省(2015)
2018年07月22日
101空挺師団編成(08-14年頃版)
2008年から2014年頃の101空挺の編成を適当にまとめ。
1-506の事を調べていると他の部隊に触れることもあるので、こういう物がネットにあると色々と便利なんですよね…。
ほぼ自分用メモですが、現用(とはもう言いづらい年代…)101空挺装備をやりたいという方の部隊選びや装備の設定に役立つかも。
あくまでも"メモ"みたいな物なので過信しすぎないように……。間違っていたら教えてほしい…
最初のアフガニスタン派遣から既に10年近く、部隊再編からも4年経ったことで、情報が埋もれて行って掘り返すのが面倒になってきていますね…。
特殊な部隊だとそれなりにまとめられていたりするもんなのでしょうが、いかんせん一般は…。 続きを読む
1-506の事を調べていると他の部隊に触れることもあるので、こういう物がネットにあると色々と便利なんですよね…。
ほぼ自分用メモですが、現用(とはもう言いづらい年代…)101空挺装備をやりたいという方の部隊選びや装備の設定に役立つかも。
あくまでも"メモ"みたいな物なので過信しすぎないように……。間違っていたら教えてほしい…
最初のアフガニスタン派遣から既に10年近く、部隊再編からも4年経ったことで、情報が埋もれて行って掘り返すのが面倒になってきていますね…。
特殊な部隊だとそれなりにまとめられていたりするもんなのでしょうが、いかんせん一般は…。 続きを読む
2016年08月05日
2016年06月13日
101空挺1-506th INF その④(銃編)
今回は1-506で使用されている銃についての記事。特に記述が無い限りアフガン派遣の時の情報です。
銃周りも知識足りてないから間違ってるところもあると思うのでご指摘お願いします…。
M4
全員RISハンドガード(時期的にはRAS?)が装着されています。
光学機器は基本的にACOG(集光チューブ付のTA31)です。
その他にもドットサイトのCOMP M2、COMP M4などが使われています。
今の所第1~3回派遣及び国内においてもEOTechのホロサイトは見つけれてません。
第2回派遣にてEOTech XPS2(XPS3かも)の使用が見られました。
イラク派遣時に552載せてる人がいたのでまだどこかにいるはず。

08-09年派遣写真。この写真では4人の隊員がCOMP M2とCOMP M4を使用してます。
続きを読む
銃周りも知識足りてないから間違ってるところもあると思うのでご指摘お願いします…。
M4
全員RISハンドガード(時期的にはRAS?)が装着されています。
光学機器は基本的にACOG(集光チューブ付のTA31)です。
その他にもドットサイトのCOMP M2、COMP M4などが使われています。
第2回派遣にてEOTech XPS2(XPS3かも)の使用が見られました。
イラク派遣時に552載せてる人がいたのでまだどこかにいるはず。

08-09年派遣写真。この写真では4人の隊員がCOMP M2とCOMP M4を使用してます。
続きを読む
2016年06月04日
101空挺1-506th INF その③(アフガン派遣時装備ポーチ編)
今回は1-506アフガン第1~2回派遣時のポーチや小物関係について。
マガジンポーチ関連
M4マグポーチに関しては圧倒的使用例の官給がもちろん一番いいのですが、私物を使っている兵士もいます。
M4用マガジンの最低携行本数は6本のようですが、大体9本ぐらい持ってることが多いです。
オープントップ式を作っているメーカーですが…
TAC-T、BLACKHAWK!、ATS、TAG、EAGLE、CONDOL、DBT、LBT…等々いろいろあるみたいですけど正直覚えてない…。
フラップ式も
TAC-T、BLACKHAWK!、ATS、TAG、DBT、AWS、SPEC-OPS、EAGLE、Paracleteとか色々…。
と、色々メーカーがありますが部隊によって傾向があるみたいなので、こだわるなら注意した方がいいですね。
具体的にどの部隊がどのメーカー使ってるとかは存じ上げないです。
LBTはどっかの部隊に一定数納入されてたとかなんとか…
1-506thではTACTICAL TAILOR(TAC-T)、BLACKHAWK!(BHI)、TACTICAL ASSAULT GEAR(TAG)、SPEC-OPSなどの使用が多く見られますのでこれらのメーカーの物を使っておけば大丈夫でしょう。
色はUCP(メーカー呼称ACU)が多いです。
10-11年派遣だとマルチカム柄のポーチが混ざってたりします。


10-11年派遣写真。TAC-TのTRIPLE MAG PANELでしょうか…。CONDORにも見えなくない?

10-11年派遣写真。矢印のポーチはTAC-T universal mag pouchの旧型ですかね。ACUカラーの使用例はよくあります。

08-09年派遣写真。
矢印の人のポーチはSPEC-OPSのX4マグポーチに見えますね。X4は他の写真でも使用例ありました。
続きを読む
マガジンポーチ関連
M4マグポーチに関しては圧倒的使用例の官給がもちろん一番いいのですが、私物を使っている兵士もいます。
M4用マガジンの最低携行本数は6本のようですが、大体9本ぐらい持ってることが多いです。
オープントップ式を作っているメーカーですが…
TAC-T、BLACKHAWK!、ATS、TAG、EAGLE、CONDOL、DBT、LBT…等々いろいろあるみたいですけど正直覚えてない…。
フラップ式も
TAC-T、BLACKHAWK!、ATS、TAG、DBT、AWS、SPEC-OPS、EAGLE、Paracleteとか色々…。
と、色々メーカーがありますが部隊によって傾向があるみたいなので、こだわるなら注意した方がいいですね。
具体的にどの部隊がどのメーカー使ってるとかは存じ上げないです。
LBTはどっかの部隊に一定数納入されてたとかなんとか…
1-506thではTACTICAL TAILOR(TAC-T)、BLACKHAWK!(BHI)、TACTICAL ASSAULT GEAR(TAG)、SPEC-OPSなどの使用が多く見られますのでこれらのメーカーの物を使っておけば大丈夫でしょう。
色はUCP(メーカー呼称ACU)が多いです。
10-11年派遣だとマルチカム柄のポーチが混ざってたりします。


10-11年派遣写真。TAC-TのTRIPLE MAG PANELでしょうか…。CONDORにも見えなくない?

10-11年派遣写真。矢印のポーチはTAC-T universal mag pouchの旧型ですかね。ACUカラーの使用例はよくあります。

08-09年派遣写真。
矢印の人のポーチはSPEC-OPSのX4マグポーチに見えますね。X4は他の写真でも使用例ありました。
続きを読む
2016年05月27日
101空挺1-506th INF その②(アフガン派遣時装備キャリア編)
今回は第506歩兵連隊第1大隊アフガニスタン派遣時の装備について書いていきます。
と言っても調べているのが08-09年派遣時と10-11年派遣時で、13-14年の第3回派遣時の事はあまり手付けてません。調べ次第追記していこうとは思います。
それと自分の情報収集能力が低いため使用例など少し情報不足になるかもしれません。
続きを読む
と言っても調べているのが08-09年派遣時と10-11年派遣時で、13-14年の第3回派遣時の事はあまり手付けてません。調べ次第追記していこうとは思います。
それと自分の情報収集能力が低いため使用例など少し情報不足になるかもしれません。
続きを読む