2019年07月23日
キット解剖(キャリア、ベルト類)
LHT独特支給gen3キット解剖記事。今回はキットのメインとなる大物系。
と言っても大物は色んな所で解説されているので今更ですが…。
Plattenträger, Abwerfbar, III. Gen
キットのメインとなるプレートキャリアgen3。gen3という事で、よく「三代目」「源三」などと呼ばれている。

どうして組む前に写真を撮らなかったんですか……
gen3は初期生産型(アーリーgen3)の他に前期型、後期型と分かれているようですが、うちのはショルダーの補強縫いが無いので前期型でしょうか。
TAC-TのReleasable Armor Carrier(TTRAC)に近い物を感じますが、カマバンの大きさやベルクロの有無などあちこち違った点が見受けられます。
フロントのパルステープは腹部フラップ部に6コマ3列、胸部に6コマと8コマの計2列。
と言っても大物は色んな所で解説されているので今更ですが…。
Plattenträger, Abwerfbar, III. Gen
キットのメインとなるプレートキャリアgen3。gen3という事で、よく「三代目」「源三」などと呼ばれている。
どうして組む前に写真を撮らなかったんですか……
gen3は初期生産型(アーリーgen3)の他に前期型、後期型と分かれているようですが、うちのはショルダーの補強縫いが無いので前期型でしょうか。
TAC-TのReleasable Armor Carrier(TTRAC)に近い物を感じますが、カマバンの大きさやベルクロの有無などあちこち違った点が見受けられます。
フロントのパルステープは腹部フラップ部に6コマ3列、胸部に6コマと8コマの計2列。
胸元のベルクロフラップを開けるとリリースワイヤーが出てきます。特殊部隊だと肩にケーブルを移設するカスタムを施されている個体もあります。
カマバンは正面のフラップのベルクロで挟み込んで固定します。カマバンのテープは8コマ3列。
背面は何かあると言えばバックプレート上部にベルクロで固定されたドラッグハンドルがあるくらい。テープは6コマ5列。
フラップを開けるとサイズ調節部が出てきます。カマバン、ショルダーストラップの穴にキャリアに縫い付けられたコードを通してからワイヤーを入れるだけの構造。
このプレキャリはサイズバリエーションが無さそうなので、ここの調節幅の間でしかサイズ調整出来ないようです。
フロント、バック共に内側下部のベルクロフラップを開けてSK4プレートとSK1ソフトアーマーを挿入できます。青いのはお手製しょっくあぶそーばー()。gen3にショックアブソーバーを入れるのかはよくわからない…
なお本来であればキットに板もついてくるらしいのですが、無いです。
Chestrigg, zweiteilig
2ピースチェストリグ。世代的にはgen2らしいです。
元ネタはTAC-TのMAV 2Pですが、各所に差が見受けられます。プレキャリ等の拡張キット兼軽装用装備という扱い。
それぞれ9コマ3列のテープが縫われている2つのピースを、真ん中の2個のファステックスで接続するという物。
ファステックスは真ん中のピース接続部は色が薄いUTX製、ショルダーストラップ接続部は色が濃いITW製でした。ここだけITW製を使う理由がちょっと気になりますね…。
各ピースはそれぞれベルクロで閉じれるポケット状になっています。バンジーコードが付いているので無線機などの保持も可能。
後ろはメーカータグがある他は特に何もなくツルツルです。タグは上だけ縫われているのでビロビロしてます。
ショルダーストラップは元ネタのTAC-Tやmade by TAC-Tモデル(gen1?)がただの紐なのに対し、こちらはパッド入りの幅広の物になっています。
2コマ2列のテープが縫われているので、ミニユーティリティやコンパスポーチなどの小さ目のポーチが取り付け可能。
Tragegestell zum Chestrigg
リグ用Xハーネス。
チェストリグ拡張パーツその①。TAC-TのXハーネスに比べるとビミョーーにLHTの方が拡張性が高い。
付属ショルダーストラップは構造的に肩からズレることがあるのですが、ハーネスに換装すればこれが改善され拡張性もやや向上します。
クッションパッド入りで、ストラップと同様前面側に2コマ2列のテープがあるのに加えてD環とゴムバンドが縫い付けられています。ゴムバンドはブンデス裾ゴムとかなり似ている。
背面側にはプレキャリ同様、ベルクロでビロビロと開かないようにされているドラッグハンドルが付いているのと、4コマ3列のパルステープが縫われています。
obere Platte zum Chestrigg
リグ用拡張チェストパネル。
チェストリグ拡張パーツその②。元ネタ名称だとMAV BIB。
リグとショルダーストラップ、又はXハーネスの間に追加することで胸部に拡張性を持たせるためのパネル。テープは8コマ3列あるのでホルスターや小さ目のポーチなどが追加できる。
これを2Pリグに装着すると前面のファスを使っての脱着が出来なくなるが、元ネタであるTAC-TのBIB商品説明には1P MAV用拡張パーツと書いているので仕方がない。
リグのピースと同じくポケット状になっているため、メモなどの収納が可能。
背面には接続用ファスが並んでいる。こちらもタグは上しか縫われていないのでビロビロする。
Centeradapter zum Chestrigg
2P MAV用センターアダプター
チェストリグ拡張パーツその③。ナイロン板。
付属の4つのプラパーツを使い2P MAV中央のピース接続ファスの上にかぶせて装着することで、スペースを無駄なく活用できるようになる。
2コマ3列のテープが縫われた同一形状の板がベルクロでくっ付いている構造。この構造により装着していてもフロントを開いてリグの脱着が出来る。
裏側…と言ってもタグの有無の差でどっちが表で裏なのかはよくわからない。
gepolsterter Modulargürtel
モジュラーベルト
腰回りにポーチやホルスターを配置できるようにするベルトで、元ネタはTAC-TのMODULAR PADDED BELT。見た目だけで言えばEAGLEのWAR BELTも近い。
取りつけパルステープは22コマ2列。元ネタと違いベルトの長さ調節は片側のみで行うようになっている。
使用例的にはバリスティックベルトの方が多いのであまり登場する機会が無い。
サスペンダー取り付け用のトリグライドが3か所に付属。キットにはサスペンダーは付いてこない…?
長さ調節用トリグライドが付属…しているものの限界まで短くしないと装着時ズレて困るため、撮影後外しました…。(ATSのWAR BELTはMサイズを着用しているがそれでこのザマなのでまさかLサイズ相当…?)
パッド部自体が割と長いのと、ベルトの長さがあるのでそれなりの腰囲まで対応できる。逆に腰が細いとケツ保持になってしまい使いづらい。
40mm Gürtel, 12 Granaten
12連40mmグレネードベルト
40mmグレネードを12発携行できるベルト(バンダリア)。元ネタであるTAC-Tの40MM BELT 12RDと共に見ていきます。
グレネードはゴムバンドとベルクロフラップで保持され、身体に巻くだけでなくバックパックや車両に巻きつけるなど色々な使われ方があります。
バックルはTAC-TがNATIONAL MOLDING製、LHTはUTX製。
TAC-T製がゴム伸びまくってちょっとわかりにくいですが、同じ12連でも1個当たりのポケットの幅がTAC-T製と比べて狭いためポケットの位置がズレている。
裏側からみるとポケットの幅の違いが分かりやすい。
TAC-T製とLHT製は製法に大きな違いがある
TAC-T製はトラウザーベルトに使われるような硬い生地のベルトの土台にゴムバンドと長さ調節用の柔らかいベルトを縫っているのに対して、LHT製は柔らかい一本のベルトを折り返して縫い、そこにゴムバンドを縫い付ける形になっている。
この違いによってどのような差があるのかはよくわかりません…。若干LHTの方が重いような気もする。
Posted by ルキポン at 23:00│Comments(0)
│装備